7月27日(火)J2 24節 湘南 vs 鳥栖(19:00KICK OFF/平塚)
-リアルタイム速報はこちら-
----------
仙台を相手に勝利を飾った前々節の試合後、湘南の選手たちに監督解任が告げられていた。突然の監督交代人事を前に意気消沈する選手たちの姿は、まるで負けたチームのように暗く沈んでいた。そしてその姿から、山田松市前監督に対する選手たちの信頼感や敬愛と言うものが感じられた。
湘南が決断した監督交代という大なたは、前半戦最終戦で振るわれたが、中断期を挟むというタイミングや、節目だった事を総合的に考えて判断されたものだったのだろう。
つまり湘南にとっての23節(前節の甲府戦)は、信頼してきた前監督に対する恩返しという意味と、後半戦の初戦であり仕切り直しだったという、2つの意味を持つ試合だった。そしてその大切な試合を湘南は勝ちきれなかった。アウェイマッチだったことやシュート数で上回っていたこと。失点がPKによる1点のみだったということは、勝てなかったという事実の前には意味を無くす。だからこそこの後半戦初のホームゲームとなる鳥栖戦で勝利したいという気持ちは強いはずだ。
勝利へのこだわりという点では、鳥栖も並はずれた気持ちを持っている。ご存じの通り鳥栖はいまだにチーム存続のための方策を見いだせていない状態だ。それは一面ではフロントの仕事ではあるが、もう一面では目の前の試合に勝つことで、存続させるに値するチームだということを認めさせるというトップチームの戦いでもある。だからこそ、前節のホームゲームを山形を相手に0-2で落としたのは痛かった。
仕切り直しの後半戦を共に黒星でスタートさせた両チームが、お互いに勝利へのこだわりを持っているのは間違いない。共に勝利を渇望するチームであり、激しい試合が期待できる。
そんな試合を前にして、湘南にはうれしいニュースがある。けが人が続出する苦しい戦いを強いられてきたが、前節ついに白井がピッチに帰ってきたのだ。パラシオスが長期離脱中の湘南にあって、白井の安定感はチームにとって大きなプラスとなるはず。今後実戦での試合勘を取り戻して行けば、湘南の後半戦の浮上に向けて大きな力となるはずだ。
一方の鳥栖は、3試合連続無得点と攻撃陣の勢いにかげりが見えている。決してチャンスがないわけではないが、最後のつめが甘くなっており、決めきれないという状況が続いている。また今節は、伊藤が出場停止を受けており鳥栖とすれば戦力ダウンは否めない。2列目からの飛び出しで攻撃にアクセントをつけてきた選手だけに、伊藤抜きでどのように攻撃を組み立てるのか見てみたい。
見所を上げるとすれば、戦力が戻ってきた湘南の守備陣に対し、レギュラー選手を欠く鳥栖がいかにして攻撃を仕掛けるのか、という所になりそう。ある程度湘南に攻めさせておいてカウンター狙いに徹するのか。それともまた違う崩し方があるのか。
いずれにしても、後半戦の白星を手にしたい両チームの対戦だけに、激しい試合が期待できそうだ。
以上
2004.7.26 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第24節 湘南 vs 鳥栖 プレビュー】後半戦黒星スタートの両チームの対戦。白星はどちらの手に?(04.07.26)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE














