7月27日(火)WORLD CHALLENGE MATCH 2004 新潟 vs ボカ(19:00KICK OFF/新潟ス)
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新潟スタジアムで行われた試合前日のトレーニング。新潟のメンバーはそれぞれが軽快な動きをみせる。「世界でも有数のビッグクラブを相手に試合ができるのはうれしいかぎり。思い切って胸を借りたい」。反町監督が話すように、ビッグマッチを控え、チームにはリラックスと緊張感が同居した好ムードが漂う。
ボカはFWテベス、GKアボンダンシエリらアルゼンチン代表メンバーは来日しないが、ベティスから戻ったFWマルティン・パルレモ、元代表のMFディエゴ・カーニャらが出場する予定。新潟の選手にとっては絶好のアピールの場だ。特にファーストステージで出番に恵まれなかったサブメンバーには大切な試合になる。
「アルゼンチンで学んだことはたくさんある。こういう機会だからあらためて確かめたいです」。こう話すのはMFの深澤仁博。ファーストステージの出場時間は5試合107分に止まった。第10節以降はベンチからも外れた。ただ、好調は常に維持してきた自信がある。加えてアルゼンチンには思い入れも。横浜FM入り直後にリバープレートに在籍した経験を持つ。ボカとの試合に出場したことはなかったが、「ガツガツと当たりにいく迫力のあるチーム」と強烈な印象を持った。「スペイン語はまだ少しできるかな。うちのチームで話せるのは僕と監督くらいでしょ。機会があったら相手の選手と話したいですね」。もちろんそれ以上に楽しみなのはプレーだ。得意のドリブルはアルゼンチン仕込み。「むこうのサッカーはだいたい分かっているので、自分がどこまでできるか試したい」。
反町監督にも楽しみがある。ボカのミゲル・アンヘル・ブリンディッシ新監督は旧知の仲。反町監督がスペインにコーチ留学していた時期にエスパニョールの監督だった。「ソリ、ソリって呼んでもらってかわいがってもらいました」。その時期の経験が現在の新潟のチーム作りに役立っている。「アルゼンチンの選手はみんなハードワーカー。見習うべきところが多いはず」。ピッチの上での再会は刺激が多いものになる。
新潟は24日のナビスコカップ第6節でG大阪に0対2で敗退。決勝トーナメント進出を逃した。ただ、「手応えのある試合だった。ボカ戦もセカンドステージにつなげたい」(反町監督)。G大阪戦は4バックでスタートした。J1第9節以来、10試合ぶりに採用した。前半終了間際に失点したが、それまでは新潟のペース。ボランチを含む6枚のディフェンスからスムーズにボールをつないだ。負けはしたが、狙っていたプレーはできた。ファーストステージ終了から1カ月、チームは成長している。
その好感触をさらに確かなものにするのがボカ戦のテーマだ。「親善試合だけど、うちにとってはセカンドステージに向けた意味のある試合。もちろん勝ちにいく」。反町監督は強い口調で言い切った。真剣勝負を挑むことで、チームの士気をさらに高める。
この試合は昨季限りで現役を退いた新潟のDF神田勝夫(現強化部長)の引退試合でもある。反町監督は「新潟サッカーの功労者。試合の最後にはピッチにいるように使いたい」と起用法も一工夫。ビッグマッチが、新潟を引っ張った大ベテランの最後の雄姿になる。
以上
2004.07.26 Reported by 斎藤慎一郎
J’s GOALニュース
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