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【KOBE FRIENDLY MATCH 2004:神戸 vs S.S.ラツィオ プレビュー】“新生ラツィオ”に神戸が組織力で挑む!(04.07.26)

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7月27日(火)KOBE FRIENDLY MATCH 2004 神戸 vs ラツィオ(19:00KICK OFF/神戸ウィ)
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7月27日、神戸ウイングスタジアムにて『KOBE FRIENDRY MATCH 2004 ヴィッセル神戸VS S.S.ラツィオ』戦が開催される

 周知の通り、ラツィオはすでに17日に来日し、19日には、Jリーグプレシーズンマッチ『アズーリ仙台キャンプ』2004記念大会でベガルタ仙台と対戦。その際は、前半こそ2点を先制し勢いを見せたが、後半は猛暑のせいもあって運動量が落ち、結果は2-2。J2リーグに属するチームを相手に苦戦を強いられた。
 
 とはいうものの、ラツィオのドメニコ・カーソ監督の言葉を借りれば「仙台と我々とはシーズンのシステムが違うこともあって、この試合における目標も違う。我々は現在コンディショニング計画の初期段階にあるため特別なことはしていない」こと、また、来日後間もない中での対戦だったこと、更には暑さの影響もあり、本来のラツィオらしい姿は見られなかったと言ってもいい。それでも「選手たちは真のプロフェッショナルとして真剣にプレーに取り組んだし、自分自身でサッカーを楽しみながら、見る者を楽しませるサッカーをしてくれた(ドメニコ・カーソ監督)」のは事実であり、来日2戦目となる神戸戦では、よりコンディションを整えて試合を迎えることは間違いない。
 
 いや、仙台戦も含め、03-04年シーズンを終えたラツィオが、この日本で見せる姿は、04-05年シーズンを迎えるにあたって“新生ラツィオ”の試金石になる。だからこそ、ファンの皆さんには、様々な意味で来季のラツィオを垣間見ることができるであろうこの一戦を、じっくりと楽しんでもらいたいもの。守備においては、元イタリア代表パオロ・ネグロやイタリア代表DFマッシモ・オッドらが堅守で神戸を封じ込めにかかるだろうし、中盤においては、元フランス代表MFウスマーヌ・ダボや元イタリア代表MFクリスティアン・マンフレディーニらが高いテクニックを攻撃に厚みをもたせてくれるはず。また攻撃では、仙台戦でゴールを決め、ドメニコ・カーソ監督に「この試合でもっとも印象に残った選手」といわしめたユース育ちのFWロベルト・デルガードや、来季のセリエAでの活躍に期待がかかるマケドニア代表のFWゴラン・パンデフが中心となってゴールに襲いかかってくるだろう。余談だが、試合当日はFWパンデフの誕生日でもある。だからこそ、その誕生日を自ら祝福すべくバースデーゴールが炸裂するのか、も密かな楽しみだ。
 
 というように、ベテランと若手が融合する中で、組織としてどのようなまとまりを見せるのかが、今回のラツィオの見どころの1つだが、対する神戸も、やはり“組織力”が最大の見どころだろう。1stステージ終盤からDF土屋征夫を中心に安定感を増してきた3バック。圧倒的な運動量を誇るMF小島宏美を中心に、両サイドのMF朴康造やDFホージェルらが、効果的なせめ上がりで攻撃チャンスを広げる中盤の構成力。特にキープ力のあるラツィオの中盤を欺くためにも、両サイドがいかに効果的に活かすことができるかが勝利をたぐりよせるカギとなるはずだ。
 
 そして攻撃では、今季チーム最多得点を挙げているFW播戸竜二の突破力、スピード、得点力。また、FWレアンドロンのケガによる欠場で先発出場の可能性が高いFW三浦知良の存在も忘れてはならない。チームの中で唯一、セリエAでのプレー経験を持ち、ラツィオとも対戦したことのある彼が「かつてラツィオと戦った時とは、当然、メンバーは変わっているが、その時は2度対戦して2敗した。今度は神戸のホームゲームだし、相手が日本の暑さや時差というビハインドを負うことを考えればチャンスはある。ぜひゴールも狙いたいし、勝ちたいと思う」という思いをどのように結果に繋げるのか、にも注目したい。
 
 今季のセリエAシーズンを6位で終え、シーズンオフ中だということもあって、03-04シーズンで活躍した選手のすべてが来日とはいかなかったラツィオだが、FWカズが「これだけ世界的にも名を馳せたクラブと神戸が対戦する機会は滅多にない。だからこそ、僕たちも対戦を楽しみにしているし、多くのサッカーファンにこの試合を楽しんで欲しいと思う」と話したように、海外のビッグクラブとの対戦は、神戸にとって、選手個々にとって、大きな収穫となるはず。その姿を楽しむためにも、また、通常のJリーグにはない面白さを見つけるためにも、ファンの皆さんには是非、スタジアムへと足を運んで欲しい。

以上

2004.07.26 Reported by 高村美砂
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