7月27日(火)KOBE FRIENDLY MATCH 2004 神戸 0 - 4 ラツィオ(19:00KICK OFF/神戸ウィ)
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ヴィッセル神戸がS.S.ラツィオを迎えてのフレンドリーマッチ。神戸にとっては'97年のJリーグ昇格後初の国際試合、しかも、ヨーロッパチームとは初対戦ということもあり、21,582人の観衆が神戸ウイングスタジアムに集結した。
その神戸は、先発出場が期待されていたFW三浦知良が臀部の違和感により前日のトレーニングを別メニュー調整となったことから、ベンチスタート。これにより、FW播戸が1トップに。2列目には、右に藤本、左にMF小島と、ドリブル、パスを得意とする攻撃的な選手が配置される。また、神戸加入後一度も公式戦試合出場のなかったGK不老が、神戸のゴールマウスを預かる。
立ち上がり、先に仕掛けたのは神戸。開始早々の0分にコーナーキックのチャンスを得るが、これは相手を脅かすまでには至らず。6分にもMF藤本のミドルシュートが相手ゴールに襲いかかるが相手GKが落ち着いてセーブする。一方のラツィオは、序盤こそ不用意なパスミスが目立ち、神戸にゴールチャンスを与えたが、10分を過ぎたあたりから徐々に落ち着きを見せ始め、両サイドを広く使いながら攻撃を展開。18分には、右サイドからのクロスボールに逆サイドから詰めたDFセザルが反応。神戸DFとの1対1を抜けて前線へとボールを送りこみ決定機を作り出すが、FWパンデフの放ったシュートはクロスバー上へ。23分、左コーナーキックにあわせたDFザウリのシュートも神戸GK不老が好判断の前に抑えられる。
だが、こうしてリズムを作り出したラツィオは、24分。中盤で細かく繋ぎ、最後はFWパンデフによる左サイドからのセンタリングに、中央に詰めたDFムッツィがヘディングであわせゴール。先制点を奪うと、29分には神戸DFラインの頭上を越えて前線へと送られたボールに、うまくFWパンデフが反応して抜け出し、飛び出した相手GK不老の頭上を越える、フワリとしたシュートで2得点目をあげる。これによって、ホームスタジアムで先に2点を失う苦しい展開となった神戸も、MF藤本、FW播戸、MF小島らがスピードを活かして前線へと詰め寄るシーンを作り出したり、左サイド・DFホージェルのクロスにFW播戸が頭であわせたり、コーナーキックからのセットプレーで相手ゴールに襲い掛かるなど攻撃に出るが、決定力不足に泣き、かつ、相手の堅守もありゴールには繋がらず。0-2で前半を折り返す。
後半、DFホージェルに代えてMF薮田を投入した神戸は、51分、その薮田からFW播戸と繋いでゴールを狙うが、播戸が左足で放ったシュートは大きくクロスバー上へ。何とか1点を返そうとするが、逆に58分にスローインのボールを受けたラツィオMFマンフレディーニに左足での強烈なシュートを決められ、0-3と突き放される。神戸も、61分に再び、FW播戸が見せ場を作るも、これは相手GKの好セーブでゴールならず。以後は、運動量が落ち、カウンターのみの攻撃展開になったラツィオに対し、神戸はMF岸田やFW和多田ら攻撃的な選手を増やしつつ、そのFW和多田をターゲットにゴールを奪おうとするが、疲れが見える中でもピンポイントでの1対1での強さ、抑えどころの徹底を図るラツィオの堅守をこじあけることはできず。
終盤は、両チームとも運動量が落ちる中でカウンターからチャンスを得たラツィオDFセザルがダメ押しとなる4点目を奪って、0-4に。終了間際にはFWカズが登場し、静まり返りつつあったスタジアムがカズコールで盛り上がるも、殆どボールを触る時間もなく試合終了。シーズン前の調整段階でありながらも、8本のシュートのうち4本をゴールに結び付ける決定力の高さを見せつけつつ、試合の抑えどころを心得ているラツィオが圧勝した。
以上
2004.07.27 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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