8月1日（日）19：00キックオフ/大分ス
2002FIFAワールドカップTM記念事業　みんなで楽しむサッカーフェスティバルinビッグアイ
国際親善試合　大分 vs 上海申花（中国）
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　2004Ｊ１　1stステージ序盤より、ベルガー新体制のもと常に上位をキープする快進撃を見せていた大分。しかし、終盤は怪我で多数の主要メンバーを欠いた状況での連戦で、徐々に順位を落とす結果となり10位（勝ち点21点）で1stステージを終えた。

　連戦の疲れを癒す2週間のオフ後、ヤマザキナビスコカップを前にリスタート。7月に行われた石崎新体制の清水戦では2敗を喫してしまったが、照準はあくまでも「2ndステージ開幕」とのベルガー監督の言葉通り、連日のうだるような暑さの中、戦力補強を含めて細部にわたる軌道修正に挑んでいる。

　1stステージでは5月22日・11節の清水戦、ホームに至っては5月17日・10節のG大阪戦と、しばし勝ち星から遠ざかっている大分。この嫌な流れを断ち切る意味でも、この試合を勝利で飾り勢いをつけたい。それがホーム・ビッグアイに上海申花（中国）を迎え撃つプレシーズンマッチだ。

　上海申花は中国・Cリーグの2003年チャンピオンチームで、今シーズンも現時点でトップと得失点差で並ぶ2位につけている。03年得点王のFW・マルティネス（ホンジュラス代表）をはじめ、フル代表・五輪代表に名を連ねる選手を擁し、2月の「A3 NISSAN チャンピオンズカップ2004」では横浜FM相手に後半2得点を許したものの善戦を見せた。さらに「AFCチャンピオンズリーグ」4月6日にアウェイの磐田戦を行い、結果的には2-1で破れはしたものの先制点を挙げた。ホームに帰っての4月22日の対戦では、再び先制点を挙げ、一時は同点に追いつかれたのを最後に引き離して3-2で勝利している。実力あるチームだ。

　大分は、ボランチの要・リチャード　ビチュへが契約満了で退団したものの、ＦＣユトレヒトより移籍のセンターバック・パトリック・ズワンズワイク、神戸より移籍（期限付き）後の緒戦となる清水とのヤマザキナビスコカップで好パフォーマンスを見せていたDF吉村光示など補強も着々と進み、既存選手たちとのマッチングも見逃せないところ。親善試合という位置づけではあるが、前線から激しいプレスをかけてくる上海申花を相手に、目下の課題である精度の高いフィニッシュにどう繋げていくのかが見どころとなりそう。

　当日19:00のキックオフに先駆け、「2002 FIFAワールドカップ記念事業 みんなで楽しむサッカーフェスティバル in ビッグアイ国際親善試合」を記念して、中国出身の音楽家・呉汝俊（ウールーチン）氏と大分トリニータのスーパーバイザー・小室哲哉氏による音楽セレモニーも行われる。

以上

2004.07.31 Reported by 江上　真