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8月8日（日）19：00キックオフ/横浜国 横浜FM vs レジーナ
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3連覇を達成した横浜FMがホームの横浜国際総合競技場にイタリア・セリエAのレジーナを迎えての親善試合。昨年も同じ時期（8月6日）に行われたこのカード、昨年は1年ぶりの凱旋試合となった中村俊輔の活躍などもありレッジーナが2-1で勝利。得点差以上にレジーナのカウンター、堅い守備など激しいリーグでの洗練された動きが目に付いたゲームとなった。またかつてのホームスタジアムにかけつけた54,335人の観衆に対し、中村のイタリアでの成長を披露するゲームともなった。今年のこの対戦、横浜FMは次週に控えるセカンドステージ開幕へ向けてコンディションをチェックする大事な試合となる。またレジーナも来日初戦の名古屋戦（5日、1-1のドロー）でシーズン開幕へ向けてコンディションが上がってきていることを証明しており、今年も昨年以上の熱戦が期待される。

レジーナは前日のアジア杯決勝に出場している中村俊輔の出場はさすがに厳しいところであろう。しかしながら、昨年はセリエBのリボルノを指揮しセリエA昇格へ導いたマッツァーリ新監督へアピールの場となるだけに選手たちのモチベーションは高い。名古屋戦ではゴールを決める活躍をみせたフランチェスキーニを中心にした守備は堅く、昨年のこのカードでも決勝ゴールを決めたボナッツォーリに素早くボールを供給するスタイルは必見。さらに今年はチームに新加入したポルトガル人のDFエステベスの鋭いオーバーラップなど攻撃面も多彩になっており横浜FMの守備陣も苦労しそうな気配である。来日後は静岡県御殿場市でミニキャンプを行ったレジーナ、今年は昨年以上のパフォーマンスを披露してくれそうだ。

対する横浜FMはセカンドステージの開幕戦（8月15日・清水戦）まで唯一の試合となるだけに、ステージ4連覇へ向けて大事な親善試合となる。岡田監督は7月24日のヤマザキナビスコ杯（C大阪戦）以降は練習試合を組まず、1週間に渡る北海道七飯町での合宿で選手たちを鍛え上げてきた。七飯町合宿ではほぼ毎日2部練習を組むことで選手たちに負荷をかけ、厳しい連戦をしのぎきるフィジカル強化を行った。既に今年公式戦を29試合消化している横浜FM、連戦の中で選手層は厚くなったがさらなる高みを目指すために岡田監督に妥協はみられない。こちらも中村俊輔同様にアジアカップに出場している中沢、松田の日本代表組、アテネ五輪日本代表に招集されている那須は出場できないものの、山崎、栗原、大橋らレギュラーを狙う若手選手にとってはチャンス到来とも言える。

イタリアのチームの特徴である堅い守備に対し横浜FMがどのような攻めをみせるのか。また相手の素早いカウンターに対しての対処など見所が尽きないこのゲーム、何よりも横浜FMは同じ相手に2度負けるわけにはいかない。昨年のリベンジを果たし勢いをつけてセカンドステージへ突入できるのか、内容同様に結果にも注目したい。

以上

2004.08.07 Reported by 小島耕