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【アテネ五輪U-23代表 現地レポート】8月8日:いよいよギリシャ入り。テッサロニキで初練習!(04.08.09)

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午前に合宿地のドイツ・ニュルンベルクを立ち、シュツットガルト空港からテッサロニキに向かう。空港には日本代表の真っ白なTシャツとズボンに身を包んだ選手が現れた。飛行機はギリシャに向って旅立つ。途中、機内食が出されたが、実は選手たちは出発前に空港内のカフェで食事を摂っていた。約2時間半の空の旅を終えて、飛行機はテッサロニキ空港に到着。真っ青に晴れ渡った空に、真っ白い日本代表ユニホームが映える。ついにやってきたギリシャの地。いよいよ本番だ!

今日の練習は夜の20時から行われる予定。報道関係者が練習スタジアム前で待機する。そこに白バイを先頭に、パトカーに先導されて選手バスが到着した。なんと選手バスが通る道は交通規制され、すべての信号には警察官が待機、ノンストップでここまで来たという。テロ対策などもあるのだろうが、すばらしいセキュリティ体制である。

練習開始は、予定より少し遅れて20時40分からとなった。軽いランニング、ストレッチをへて、ペースを上げてピッチを3周ランニング。選手の表情は真剣。本番の地へ移ったせいか、今までとは少し違ったピリッとした雰囲気が漂う。その後、また入念に股関節を伸ばすストレッチが行われた。

そして2チームに分かれてパス回し。この頃には先ほどのランニングの時とは違い、ゲーム感覚なだけに選手の表情も和らぐ。続いて各ポジションごと、FW・MF・DFチームに分かれてのリフティングゲーム。既定の数を達成したチームはその場でしゃがみ、いち早く抜けることを競うゲームだ。足だけ頭だけという制約をつけて、何度か行われた。

ここまでくると選手たちはリラックスし、大声で笑いあったり冗談を飛ばす声がスタジアムに響く。結局、今日はこの後ランニングを行い、練習は終了。ギリシャへの移動があった上、練習スタジアムの照明が半分しか点かず、サッカーをする環境としては厳しい状況ということもあり、今日の練習は体をほぐす程度のもので終了した。

練習後の選手たちは、とてもリラックスした顔。山本監督は、移動とギリシャ初日は手続きが煩雑になることで選手の疲れを気にしていたが、その表情に疲れの色はあまり出ていないようだ。「今日の移動は短いし、ゆっくり出来た1日だった。明日から気持ちを上げていきます」と今野選手も笑顔で答えてくれた。

試合開始時間帯である午後8時は、思っていたよりも涼しく、サッカーを行う気候としては最高の環境。日本のグループリーグ予選3試合は、この練習開始とほぼ同じ午後8時30分にキックオフとなる。初戦の8月12日は、あと4日後に迫った。本番に向けて、明日から本格的な最終調整が行われる。選手の表情も徐々に変わってくることだろう。

2004.8.8 Reported by 柴田愛子


以上
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