【ボロス（ギリシャ）10日時事】
サッカーは開会式に先立って11日から競技が始まり、女子1次リーグE組の日本は当地で午後6時（日本時間12日午前0時）から強豪スウェーデンと初戦を行う。最低でも引き分け以上で勝ち点を奪い、その後へ弾みを付けたい。

相手は昨年のワールドカップ（W杯）米国大会の準優勝チームで、過去の対戦成績も1分け3敗と分は悪いが、日本は入念に対策を練り、上田監督も「勝てない相手ではない」と話す。

日本がイメージするのは、五輪出場を決めたアジア予選の北朝鮮戦の戦い。全体をコンパクトに保ち、高い位置から圧力を掛け続けたい。相手はスベンソン、ユングベリというスピード、技術に優れたFWを軸とするカウンター攻撃が得意。ボールの出どころを封じてしまえば、簡単には決定機は作られまい。

高い位置でボールを奪えれば、素早いボール回しで、相手の浅いラインの背後を突くチャンスが増える。相手GKや左サイドの弱点もつかんでおり、好調な大谷、荒川の両FWを生かす展開をどれだけ築けるか。

日本はナイジェリアを加えた3チームで1次リーグE組を戦い、2位以上なら準々決勝進出。3位でも8強入りの可能性はある。

男子の日本は12日に1次リーグ初戦のパラグアイ戦（テッサロニキ）を行う。

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［時事通信社］