U-23日本代表は、この日の練習を現地時間の午後9時過ぎから、アテネ五輪の第1戦を戦うテッサロニキのスタジアムで行いました。練習後の山本昌邦監督、各選手のコメントは以下のとおりです。

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○山本昌邦監督
「選手には『本番は楽しめ』と言っている。このスタジアムに立ったらワクワクするでしょう？　あの舞台で『負けるなよ』とかネガティブなことは言わない。18人に絞れられるまで、数々の選考をくぐり抜けてきたんだから、最後は楽しんでやれと選手に伝えた」


○阿部勇樹選手
「芝の状態はどうしても市原と比べてしまう。まぁ、やりやすそう。でも、芝が長いせいか、ボールがブレたり切れたりする。ボールが弾むよりはいいかなと思う」

Q：CKの場所で確認などはしたか？
「それはしていない。最近FKは練習でしか蹴ってないから、あまり調子は分からない」

Q：スタジアムに来て、気持ちの高ぶりは？
「怪我もなく、いい感じで本番を迎えられそう。12日に向けて気持ちは集中している」

Q：練習開始が夜遅いが、昼間は何をしているのか？
「あまり寝すぎないようにしている。DVDを見たり、ビリヤードや卓球をみんなで集まってやっている」
（ちなみに、いちばんうまいのは駒野選手らしい〜菊地選手からの情報〜）

○平山相太選手
「気持ちの高ぶりはあんまりない。コンディションは、順調に上がってきている」

○大久保嘉人選手
「スタジアムは、思ったよりもきれい。芝は生え方の目が違うのか、ボールにイレギュラーがあったりする」

Q：本番に向けて
「ドイツ合宿の時に比べたらコンディションがよくなっている。初戦がいちばん厳しいし、初戦に勝つことが大事。その大事な戦いを丁寧にやっていきたい。このチームはかなりいい。チームの調子がいいので、早く試合がやりたい。2年前とは全然違うチームになった。今までやってきたことを全部出したい。
勝てればどんなゴールでもいいから入れたい。オリンピックという特別な戦いということで、気持ちがいつもよりも乗っている」

○高松大樹選手
「とにかく早く試合がしたい。そして先発に回りたい。先発で出ても途中出場でも自信はある。本当にこんなに調子がいいのは、そうはない」

Q：平山選手の調子が上がっていないと言われているが？
「人のことは気にしない。僕は準備は出来ている。いいパスが来たら合わせるだけ」

○小野伸二選手
「ライトが思ったよりも目に入る。ハイボールが見えにくいこともあるかもしれない。こういう芝は実際にピッチが濡れている可能性がある。濡れているとボールの転がり方などが違ってくるし、反対に濡れていないとボールが止まってしまう。その辺はパラグアイ戦の様子を見たい」

○田中マルクス闘莉王選手
「やってきていることがどんどん充実している。伸二さんが入って、ボールのタメが出来るようになった。
相手のシステムは1ボランチなんで、前に上がっていくスペースはある。監督からも自分の前にボールがあるときは上がっていいと言われている。伸二さんがタメを作ってくれるから上がりやすくなった。
まずは先制点が大切。自分の仕事をきっちりしてから上がりたいと思う」

Q：スタジアムの感想は？
「芝生は思ったよりもボールがずれる。深さ的にはもうあと4ミリカットしてくれるので、問題はない。それよりも、DFとしては風の吹き方が気になる。一方向に吹いているという感じではなく、風がスタジアム全体を回っている感じ。センタリングを上げる時とかに苦労しそう。だからこそ、より集中してやりたいと思う」

○菊地直哉選手
「芝が深くてボールが上がってしまう。やりずらい。でも、それは相手選手もそう思っている。今日やってみたので本番は大丈夫だと思う」

Q：いよいよ本番だが？
「そんなに張り詰めた雰囲気じゃない。少しの緊張はあるけれど、いい緊張感だと思う。
昼間は散歩したり、DVDを見たりリラックスしている。あとは本番思いっきりやるだけ」

○茂庭照幸選手
「スタジアムの印象は、芝が長くてボールが止まりそうなので、ルーズボールは最後まであきらめずに追いかけていこうと思う」

Q　パラグアイの印象は？
「向こうの2トップはそこまで足が速くない。ああいう選手には、ポジショニングをしっかりやっていこうと思う。日本は守れるチームなので大丈夫だと思う。相手にカウンターをいくつか食らうと思うけれど、1対1の局面とかはしっかり守り抜きたい」


以上