KIRIN　WORLD　CHALLENGE　キリンカップサッカー2004-　Go　for　2006！-
8月18日（水）19：00キックオフ　/静岡
日本代表　対　アルゼンチン代表
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○ジーコ監督（日本代表）：
強いチームとやる機会を得られてうれしい。アルゼンチンとは3回目の対戦になるが、よいメンバーが来日すると聞いている。先につながるような内容と結果を目指して取り組みたい。

今回のメンバーは、アジアカップの22名から川口と中村俊輔以外の20名になります。海外にいる選手たちはそれぞれに故障やリハビリなどを含めて事情があるので、今回は無理をして来てもらうことはしない。あくまでもＷ杯予選のインド戦（9月8日）を照準にしていきたいということで、今回はこの20名にした。

Ｑ：アルゼンチンとは3回目との対戦とのことだが、アジアカップ王者としてどういう戦いをしたいか？
「やり方はアジアカップと変わらない。連携もアジアカップ期間中の長い練習でよくなっているし、結果も出したので、同じようなやり方で取り組むことになると思う。川口の代わりには楢崎が復帰し、中村の代わりには今のところ小笠原と藤田を想定している。どちらかというと、小笠原がスタメンの可能性が高いが、週末にＪリーグがあるので、その状態を確認して決めたい」

Ｑ：Ｗ杯予選のインド戦やオマーン戦に向けた戦いになると思うが、さらにこのチームで伸ばしたいところは？
「確かにすぐ後にインド戦を控えているが、その時にはまた違うメンバーになると想定している。今回の試合では、今のチームの中で強い相手に何が出来るか、この勢いを持ってできることを見たい。インド戦を想定した戦いは考えていないが、アジアカップとほぼ同じメンバーで同じ戦い方で、イングランド遠征などと同じように強豪を相手にした時に何ができるかを見る。Ｗ杯予選までには時間があるので、メンバーはまた考えたい」

Ｑ：久保選手の招集について、チームと話をしたか？
「久保は、まだ復帰後に1試合もしていない。週末にＪリーグがあるので、それを見に行くつもりだ。その上でよいコンディションで代表復帰に問題がないようであれば、今度の試合のために追加招集も考えたい」

Ｑ：女子代表の昨夜の試合についての感想を
「おめでとう（日本語で）
スウェーデンという女子サッカーの強豪を破ったことをうれしく思う。日本で女子サッカーが根付き始めている中で、歴史的勝利を重ねることで国民に感動を与えてほしい。アジアで日本の女子サッカーは脅威になってきているが、ヨーロッパの強国とやることでさらにレベルアップしていくと思う」

Ｑ：故障を抱えている海外組の高原・中田英や稲本についての情報は？
「高原は、先日のブンデスリーガでのプレーを見た。元気な姿を見られてうれしかったし、動きもよかったと思う。中田英は地元のアマチュアクラブと試合をしたと聞いている。ただ理想的なコンディションまでは回復していないようだ。稲本は日本でリハビリをしているが、軽く走れる程度に回復している。実際に会ったが順調な回復ぶりでうれしかった。インド戦の招集には、高原は可能性がある、中田と稲本は、まだ難しいかもしれない。稲本はまだ若いので驚異的な回復を見せてくれたという朗報を期待しているが、難しいだろう」

Ｑ：アジアカップでは、両サイドをほぼ固定して使ったが、今回の試合で新しい選手を試す気持ちはあるか？
「今は決勝のスタメンを変える気持ちはない。流れの中で必要ならばあるかもしれないが、アジアカップの3週間で控え選手たちもハードなトレーニングをこなしてきて、全幅の信頼を抱いている。誰が出ても仕事をしてくれるという自信を得たし、特に誰を見たいというのはない。Ｊリーグの試合がすぐに始まるので、アジアカップで試合に出なかった選手たちもすぐに試合勘を取り戻してくれるだろう」

Ｑ：五輪メンバーから、インド戦に招集する可能性はあるか？
「今までも阿部、石川、松井、大久保、茂庭らを招集しているし、可能性がないとは言えない。今のＡ代表選手に満足しているし、それぞれが力を発揮してくれている。なので、五輪メンバーを招集するのには、少し時間がかかると思う。Ｊリーグでチームでの貢献度を見て、Ａ代表への力があるならば考えたい。ただ、インド戦に限定すれば招集の可能性は低いかもしれない。
代表メンバーは注目度が高いし、パフォーマンスをアピールしやすいが、代表未経験の選手でもＪリーグでの仕事次第で可能性があるということを覚えておいてほしい。サッカーは、いつだれが台頭するかわからないスポーツだ」

※日本代表チームメンバーは、こちら。

以上