8月21日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第2節
F東京 1 - 2 清水 (18:33/味スタ/26,377人)
得点者:'52 久保山由清(清水)、'75 阿部吉朗(F東京)、'79 斉藤俊秀(清水)
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今朝6時、日本代表でもある加地が発熱した。その知らせを聞いたF東京・原監督の胸中はどのようなものだったのだろう。
GK 近藤(健)
DF 茂庭・徳永・増嶋・加地
MF 今野・石川・浅利・鈴木・呉
FW 戸田
五輪代表や各世代の代表招集、さらにはケガなどで今日のメンバーに入れないF東京の選手は上記の通り、つまりスタメンの半分がいない状態だ。加地の代わりには公式戦初先発、前田和也が右のサイドバックに入った。佐川印刷SCへのレンタル移籍やポルトへの留学と経験をつんだ20歳。原監督は「本来のポジションはセンターバックやボランチだが、様々なポジションを経験させている」。
「前田だが、序盤は清水の左サイドのアラウージョと市川に崩された。決勝点の場面では斉藤にマークを外され、失点につながったが、コツコツ練習して力をつけている。スペイン遠征でも自信をつけた一人、今日はよくやったと思う」と及第点を与えていた。その前田は後半には再三右サイドを突破し、中央へボールを供給した。そして後半30分、右からのクロスで阿部の同点ゴールをアシストした。
それにしても原監督の前向きな姿勢には驚く。これほどメンバーが欠けた状態ならば愚痴の一つも出そうだが、指揮官は試合後の記者会見で「内容がひどいとは思っていない。ここが意地の見せどころ。帰ってきた五輪メンバーも加わるので、次から立て直したい」ときっぱり。その五輪代表の4人は今日帰国した。今野は成田空港からそのまま実家の宮城へ戻ったが、茂庭、石川、徳永は味の素スタジアムに試合を見に立ち寄ったそうだ。
石川は帰国後下記のようなコメントを出している。「厚いご声援ありがとうございました。チームとしても個人としてもあまり納得はいかない大会でした。個人的には気持ちの整理には時間がかかりそうです。この結果・気持ちを今後に活かしていきたいです」。気持ちの整理はピッチの上で! F東京のサポーターも右サイドを駆け抜ける「ナオ」の姿を待っているぞ。
一方の清水ではオランダから復帰した戸田が存在感を示していた。今日は本来のボランチではなく、3バックの左で起用された。「DFをやるにあっては、中盤をやっている時にやってほしいことをやった。自分としては良いプレーができたと思う」と語るように、守備も攻撃の起点としても充分に機能していた。ただ戸田自身は「これで後ろ(DF)が良いといわれるのも複雑な気分。本職ではないし、色々なポジションがそれなりにできると評価されるのもいや。本来のポジションであるボランチにはこだわりたい」とコメントしている。
試合は前半清水が優勢だったが、0-0で折り返す。後半7分、清水・久保山が見事なループシュートで先制。30分にF東京が阿部のヘッドで追いついたが、その4分後FKから斉藤のヘッドで清水が逆転。結局、清水が今季リーグ戦でのアウェイ初勝利を飾った。今日はイベントが盛りだくさんだった味の素スタジアム。浴衣を着たサポーターが目についた。ハーフタイムには花火が300発あがる。F東京のシュートは16本、清水は7本。F東京の花火は少し効率が悪かったようだ。
以上
2004.08.21 Reported by 小野寺俊明
J’s GOALニュース
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