8月21日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第2節
G大阪 2 - 1 鹿島 (19:00/万博/16,205人)
得点者:'49 遠藤保仁(G大阪)、'66 オウンゴ−ル(G大阪)、'81 バロン(鹿島)
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2ndステージのG大阪は違う。
名古屋との開幕戦を終え、その言葉を他方面から耳にしていたが、それをホームの地でも実証した試合内容だった。ミスも少なく、集中力も途切れない。個々が役割を徹底し、組織として充実を見せる。そして、取るべきところで取る。そのすべてがピッチ上で示される中で、G大阪が手に入れるべくして手に入れた、勝点3。確かに、鹿島のサッカーを支えるMF中田、小笠原、本山、FW鈴木が、疲れからか、前半から動きに重さが感じられたのは事実だが、G大阪のサッカーが鹿島を上回っていたことも、事実だった。
ゲームは前半からG大阪が支配した。中盤が機能せず、引き気味にスタートした鹿島に対し、ラインを高く敷き、個々がボールを持ち過ぎることなく簡単にパスを繋ぎながら前線へとボールを運ぶG大阪。もちろん、そこでミスが起きれば、一瞬にして鹿島がカウンターから攻撃に出ることは、相手の中盤の構成力を見れば明らかだったが、この日のG大阪にミスは殆どない。それは、守備においても同じこと。相手にボールを奪われパスを繋がれても、ポジションを変えながら前線へ詰め寄られそうになっても、スムーズにマークの受け渡しが行なわれる中で鹿島に決定的な仕事はさせない。0-0というスコアを見れば、あるいは放ったシュート数も共に6本だったという結果を見ればイーブンの戦いだが、内容は、圧倒的にG大阪がゲームの主導権を握り前半を折り返す。
それを実際に証明したのが後半のパフォーマンス。「鹿島が『らしさ』を取り戻すまでに先制して息の根をとめろ」という西野監督の言葉を体現するかのごとく、前半の勢いのままに後半をスタートしたG大阪は、49分。ゴールライン際でFW大黒が粘って出したマイナスボールをMF遠藤が決めて待望の先制点。さらに、今のG大阪の好調ぶりを示す『1点取っても守りに入らず、もう1点の姿勢』を見せ続け、66分にはMFフェルナンジーニョの浮き球を、右ポスト前につめたFW中山が混戦の中でヘディングシュート。公式記録的には相手DFのオウンゴールと記されたが、このFW中山の動きが呼び込んだ、貴重な2点目にチームが勢いづく。以降は、2点のビハインドを負った鹿島が反撃に出たことで守りに費やす時間も長くなり、その中でFWバロンに決められ1失点も喫したが、以前ならそこで慌てて同点に追い付かれたG大阪の姿は、もはや、ない。途中出場のDF宮本も含め、それぞれが役割を、リードして迎える試合終了間際の戦い方をしっかりと心得る中で、3分のロスタイムも含め鹿島に仕事らしい仕事はさせず、2ー1で試合終了。G大阪はホーム開幕戦を白星で飾り2連勝。試合後「今日のパフォーマンスは鹿島じゃなかった」と、鹿島・トニーニョ セレーゾ監督は嘆いたが、G大阪にとっては、いい意味で「これまでのG大阪じゃない」と喜ぶべき試合だった。
以上
2004.08.21 Reported by 高村美砂
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