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【J1-2nd:第2節 柏 vs 神戸 レポート】高卒新人DF河本の2試合連続ゴール!で、神戸快勝!(04.08.22)

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8月21日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第2節
柏 0 - 3 神戸 (19:00/柏/9,253人)
得点者:'2 河本裕之(神戸)、'46 エムボマ(神戸)、'73 小島宏美(神戸)
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さながらシーズン終盤のようだった。いつまでもいつまでもブーイングを続ける柏サポーター。がっくり肩を落とし、うつむき気味に帰路につく選手たち。なんとなく呼吸することすらはばかられるような、重い重い空気。ホーム・柏スタジアムに1stステージ12位の神戸を迎えた同15位柏は0-3でなす術なく敗れた。

「練習でやっていることをやらないから負けた」と試合後、早野監督。ボールを一旦トップに当て、そこからサイドに出してオーバーラップ、といういわゆるサイド攻撃を監督の交代以降、徹底して練習してきている柏。どの選手に聞いても「攻撃は、サイドから」と返ってくるほど意識の統一は図れている。しかし、2試合連続の0得点。
この日は日本代表FW玉田が疲労のためベンチスタート。先発のチャンスをつかんだFW宇野沢は、前半ゴール前中央で数度ボールを受けるも決定的なシュートには至らない。切り札として後半20分に投入されたその玉田も、結局「流れを変えるために遠めだが打った」シュート1本のみ。チームとして、得点力不足が深刻だ。

一方、神戸も実に1stステージ第10節清水戦、5月16日以来の約3か月ぶりの勝利だ。前節の2得点に続きこの日も3得点。「2ndステージは違うチームになると思う」とハシェック監督もご機嫌だ。1点目はU-19代表の新人河本の2試合連続得点。前半2分。コーナーキックからMFホルヴィがクロスボールを入れる。柏DFがクリアしたボールを、河本が絶妙なポジションで拾いミドルシュート。
「北本さんが、前に残ってろと言ったんで」と先輩をたてた。現在静岡で行われているSBS杯(U-19日本代表が参加)に招集されるも、所属チーム優先で離脱。「新人のこの時期に、チームでレギュラーを取れているなんて嬉しい誤算」とU-19日本代表の大熊監督も複雑な表情を見せつつも喜んでいる。
「Jでも代表でも目の前の試合をがんばるだけだけど、代表に選ばれないのもさみしいな」と、はにかむ19歳。チームにも代表にも意欲的だ。
「将来、日本を代表する選手の一人になるだろうが、今は日々の試合、練習が大事」とハシェック監督。地に足のついた育成、そして自身の成長を期待したい。

神戸の2点目は、新加入エムボマから。後半1分。左後方からMF藤本が蹴ったスピードのあるFKに頭で合わせたボールはGKの頭上を超えネットに吸い込まれる。「いい時間帯に決められてよかった」とゴールを振り返る。そして、いつものエムボマらしいのだが「私は勝つために、ゴールをするためにこのチームにきた」と日本語に翻訳するとなかなか照れくさいコメントも残した。
合流2試合目で早くも得点。エムボマ自身も認めているが「個人技だけでなく、守備に貢献できチームプレーができる」とハシェック監督も信頼を置く。試合後、チームスタッフから自身の得点でチーム通算300得点を飾ったことを知らされ「狙ってたんだよ!」と冗談も飛び出すほど。軽快な足取りでバスにのりこんだ。

試合後会見で「見ている方に申し訳ない」と早野監督は謝罪した。得点力不足だけでなく、完全に崩されたわけではないが3失点とディフェンス面の不安も浮き彫りになったこの試合。
具体的な課題が見つかったと前向きに次戦に向かうことが、謝罪より何より「見ている方」を喜ばせる方法だろう。
「下を向いている選手たちに、前を向くエネルギーを伝えていきたい」と早野監督。そのエネルギーが勝利に変わる日を待っている。

以上

2004.08.22 Reported by 了戒美子
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