8月21日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第2節
磐田 1 - 2 名古屋 (19:02/ヤマハ/14,879人)
得点者:'55 中村直志(名古屋)、'79 クライトン(名古屋)、'89 グラウ(磐田)
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磐田のホーム、ヤマハスタジアムでのじつに5年ぶりの勝利。そして、チーム通算200勝。そうした記録的な勝利にふさわしい頑張りを、名古屋イレブンは見せてくれた。
スタメンは、磐田が前節の大分戦とまったく同じだったのに対し、名古屋は4バックから3バックに変更し、Jリーグ通算350試合出場の秋田がキャプテンマークを巻いてDFラインを統率。また、ネルシーニョ監督が「モチベーションの高い選手を使う」と宣言していたことと関係あるのか、ケガのないウェズレイがベンチからも外れ、代わりに18歳の実弟、ジョルジーニョがマルケスと2トップを組んだ。
そうしたテコ入れが功を奏したか、かなり涼しくなった天候の後押しもあったか、序盤は名古屋が前線から積極的なプレッシャーをかけて主導権を握る。そして10分に左CKから秋田のヘッド、11分には中村の右クロスからマルケスのシュート、26分ジョルジーニョが鋭い切り返してのシュートなどで惜しいチャンスを作った。磐田のほうは、名古屋の厳しいプレスと高く保たれたDFラインを突き破れず、遠めからシュートを打つのが精一杯。名古屋は、前節の前半とは別のチームのような良いパフォーマンスを見せた。
しかし、30分を過ぎたあたりからは、徐々に磐田のパスが回るようになり、33分にグラウのシュート、43分に名波の左クロスから藤田のシュートなどでチャンスを作る。名古屋としては、後半に調子を上げてくる磐田のことを考えれば、前半のうちに点を取っておきたい展開だったが、結局前半は0−0のまま終了。
後半は、立ち上がりからエンジンのかかってきた磐田が攻勢に出て、0分と4分の成岡のシュート、4分の福西のシュートとたたみかけるような攻撃。これまでなら、このまま磐田が試合の流れをつかみ、ボールを支配する中でゴールを奪って勝つというパターンが多かった。磐田サポーターも、そうした展開を期待したはずだ。
しかし、この日は磐田のフィニッシュが甘く、名古屋は「そんなにやられているという感じはしなかった」(古賀)というように、フィジカル、メンタルの両面で余力を残していた。そして10分、磐田が後方でボールを回し、服部がパスをもたついたところを一気に2人で囲んでボールを奪い、そのままマルケスが左サイドをドリブルで駆け上がるカウンター。磐田の守備が整わないうちにマルケスが冷静にパスを通し、フリーで上がった中村が右足でゴール左に決めて、相手の出鼻をくじく先制点を奪う。
その後も磐田が必死に攻めて、14分に左CKから福西が決定的なヘディングシュートを放つが、これは守護神・楢崎が素晴らしい反応でセーブ。それ以降の攻撃に対しても、名古屋DF陣がつねにシュートコースに身体を投げ出し、自由にシュートを打たせない。
じりじりとした展開で磐田が徐々に前がかりになる中、2つめのゴールはまたも名古屋。34分、中盤での服部のパスミスを中村がカットしてペナルティエリア前につなぎ、クライトンが右足のコントロール・ショットを見事にゴール右上にゲット。磐田はミスから2点の先行を許し、非常に苦しくなった。一方名古屋は、これで余裕が出て、前線から最終ラインまでコンパクトな形を最後まで冷静に保ち続ける。
磐田は、西と中山を投入して、43分に西の右クロスを逆サイドの中山が頭で折り返し、最後はグラウが押しこんで意地の1点を返したが、反撃もそこまで。磐田は1stステージから7試合連続で相手に先制点を与えてしまい、開幕1分1敗とスタートダッシュで大きくつまづいてしまう。何かがおかしいが、それが何なのか、誰も明確に説明することはできなかった。
逆に名古屋は、最後まで高い集中力が途切れることなく、今後に向けて大きな手応えを残す勝ち点3をつかむことに成功。ただ、次の相手は2ndステージも順調なスタートを切った王者・横浜FM。そこでも今日と同じようなサッカーができなければ意味がないと、選手たちもあらためて気持ちを引き締めた。
以上
2004.08.22 Reported by 前島芳雄
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