8月21日(土) 2004 J2リーグ戦 第29節
京都 4 - 2 札幌 (19:04/西京極/6,683人)
得点者:'29 美尾敦(京都)、'68 崔龍洙(京都)、'70 権東勇介(札幌)、'81 崔龍洙(京都)、'84 相川進也(札幌)、'89 崔龍洙(京都)
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両チームとも前節と同じメンバーで臨んだ今日の試合。京都は中盤の早いつなぎでタメを作りつつサイド、中央突破と多彩な攻撃で札幌を崩したいところであろうし、札幌もまた積極的なサイド攻撃を軸にFW清野、堀井の決定力に期待をかける。自分たちのサッカーで勝利をつかみとりたい両チーム、どちらが先に流れをつかみ、そしてゴールを呼び込むかが勝負の鍵になる。
崔龍洙が直接FKから札幌ゴールを狙うという形でスタートした今日の試合。その後も崔龍洙から美尾につながりそのままシュートを放つなど、序盤ペースをつかんだのは京都。対する札幌もオフサイドにはなったものの清野の飛び出しにロングフィードを送るなど、清野、堀井を前線に張らせてチャンスを伺う。しかし、京都のボランチが札幌の攻撃のチャンスをことごとく潰していく。特に中払は札幌のMF鈴木の飛び出しにもすばやく対応し、体を張ったディフェンスを見せる。札幌も厳しいマークで崔龍洙へのパスをカットし始め、流れは徐々に札幌へ。15分過ぎから清野、堀井のコンビでシュートを放つ。その後も鈴木、清野、堀井と京都ゴールに襲いかかるも、ボールに対してフォローが少なく厚みのある攻撃を作れない。
そんな中での29分、京都は三上のクロスに崔龍洙が飛び込むがシュートできず。そのこぼれ球を黒部がつなぎ、美尾がゴール右隅に決め京都に先制点をもたらす。流れをつかみかけた札幌だったが、京都の決定力を見せつけられる結果となった。その後も何度もサイド攻撃を仕掛ける札幌だが、京都を崩すことができない。逆に黒部にゴールを狙われたが、なんとかしのいで、京都1-0札幌で前半が終了。
前半は、サイドから積極的に攻撃を仕掛けるも、前線でボールキープできずに単発の攻めを繰り返した札幌。中盤でパスを回そうとするがすぐに前線に送ってしまう京都、という内容。
ファールを受けた中払に代えて、京都は石丸を投入し後半が始まる。札幌は立ち上がりから京都陣内でプレーを続けるも、パスの精度を欠き得点に至らない。先に動いたのは京都。熱田に代えて冨田を投入する。しかし、札幌の左サイド和波の再三の攻撃で、冨田は防戦にまわらざるを得ない。札幌も鈴木を下げ、権東を入れて攻撃に厚みを作ろうとする。
お互い監督が動いた後の68分、三上のクロスに崔龍洙が頭で合わせて追加点を奪う。しかし、札幌も70分にパスカットからドリブル、そのまま権東がシュート。これが京都ゴールに突き刺さり、2-1の1点差に詰め寄る。追いつきたい札幌は高い位置からボールにプレッシャーをかけ、京都に攻撃の形を作らせない。しかし、京都も黒部が2人をかわして強烈なシュートを放つなど意地を見せる。81分、冨田のパスに崔龍洙が再びゴールして、3-1と突き放す。札幌もその3分後、右サイドのFKで桑原のパスに相川がゴールし、再び3-2の1点差に詰め寄る。試合が決まったのは、終了間際の89分。札幌・田畑がボール処理を見誤り、それを崔龍洙に決められる。4-2。崔龍洙はこれでハットトリック達成し、そのまま試合終了。
終わってみれば、京都、札幌共に、得点は入ったが攻撃に精彩を欠いた。そういう印象を残したのは、流れをつかんでゴールを決めるというよりも、数少ない決定機を確実に決めたという試合であったからだろう。最後は決定力のあるストライカーを擁する京都に軍配があがり、そして混戦の上位に踏みとどまった。
以上
2004.08.22 Reported by 武田賢宗
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