今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1-2nd:第2節 横浜FM vs 大分 レポート】横浜FMが、後半ロスタイムの決勝ゴールで大分を下す(04.08.22)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
8月21日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第2節
横浜FM 2 - 1 大分 (19:04/横浜国/17,821人)
得点者:'12 上野良治(横浜FM)、'47 マグノアウベス(大分)、'89 松田直樹(横浜FM)
----------

 中盤を厚くした大分を相手に、横浜FMも無理はしない。プレッシャーのきつい所でわざわざ勝負するのではなく、前線めがけて一気のロングボールを送る場面が多かった。特に、前半12分という早い時間帯のCKで上野良治がヘディングシュートをねじ込んで以降、その傾向が顕著となる。ターゲットは安貞桓。久保竜彦とともに2トップの1人として先発したが、前後左右に大きくポジションを変え、守備を攪乱しながらポスト役をこなした。

 大分はこれまで採用してきた4−4−2から、4−1−4−1という形に変更して試合に臨んでいた。その最大の理由は、奥大介を抑えること。最終ラインの前に1枚だけ置かれたボランチの小森田友明を奥のマークにつけて、横浜FMの攻撃を抑えようと意図していた。ところがその奥は激しい動きでマークの的を絞らせない。小森田は彼が持つパスセンスを生かすよりも、まずは守備に走り回ることを要求された。
 ワントップのマグノ アウベスと2列目の4枚の中盤の選手との距離が開き、さらに最終ラインに近づいた小森田とその2列目の選手との距離が離れ、大分は攻撃の形を作ることができなかった。結局、横浜FMというチームが持つ圧力に気圧され、さらにシステムを組み替えたことで思い通りのプレーができないまま前半を終える。ただ、内容という観点で言えば横浜FMも早い時間帯に先制できた余裕があったのか、決して満足のいく内容ではなかった。

 意図した形を作れなかった大分は、後半に入るとシステムを4−4−2に戻す。その後半の立ち上がり早々の2分にマグノ アウベスが吉村光示からの2試合連続となるラストパスを受け、ニアサイドのきわどいコースを破って同点ゴールを決めた。

 2ndステージの優勝を狙う横浜FMにとって、大分は勝ち点3を計算しなければならないチームだ。そのチームに同点に追いつかれ、横浜FMは攻撃的な交代カードを切っていく。16分には久保に変えてスピードのある坂田大輔を投入。さらに30分には中西永輔に代えて佐藤由紀彦を投入し、4バックにシステムを変更して勝ち越しゴールを狙った。
 その一方で、大分は後半からFWを2枚にして前線からのプレスがかかるようになる。岡中勇人の「後半は良かったですね。自分たちのやりたいことができていたと思います」という言葉に代表されるように、大分の選手は口をそろえて後半の内容を評価するコメントを残している。内容で良くなった大分に対して、攻めに攻めた後半の横浜FMは、ロスタイムに入るまで勝ち越しゴールを決めることができなかったが、誰もが引き分けを考えた試合終了間際に底力を見せつけた。

 大分のミスから奪ったボールを、負傷退場の遠藤彰弘に代わって前半の28分からピッチに立っていた大橋正博へとつなぐ。大橋は左サイドの遠目の位置からゴール前に強めのクロスを入れた。ゴール前には、後半40分頃から前線に張っていた松田直樹が。シュート性のクロスがその松田の足元へと吸い込まれるように転がると、これを落ち着いて合わせた。
 横浜FMサポーターの目の前で決まった劇的な勝ち越しゴールは、そのまま決勝点に。横浜FMが、苦しみながら勝ち点3を手にした。

 大分は、後半の終盤以降、守りの意識が強くなったことが裏目に出てしまった。後半に放ったシュートは、結局ゴールにつながったマグノ アウベスの1本のみ。結果だけを見れば僅差だったが、内容は横浜FMの圧勝という90分。地力の差が、そのまま結果につながった1戦だった。


以上

2004.8.22 Reported by 江藤高志
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着