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【J2:第34節 大宮 vs 甲府 プレビュー】川崎F戦の勝ち点3を生かすためにも勝ちたい大宮。甲府はどこまで食い下がれるか。(04.09.19)

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9月19日(日)J2 第34節 大宮 vs 甲府(15:00KICK OFF/熊谷陸)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 首位川崎Fを下した大宮のサッカーは、攻守に渡って手堅く、質の高いものだった。

 その根幹にあったのが守備陣を中心としたチーム戦術。フラットに並んだ最終ラインが主導権を握ってラインをコントロール。それに対応して中盤のラインがポジションを定めた。いわゆるバイタルエリアにはスペースが生まれるのだが、そのスペースに入り込んでパスを受け取ろうとしても前後からサンドされる形でボールを失ってしまい攻撃の形は作れない。川崎Fは仕方なく最終ラインから前線へ、放り込むしかなかった。

 また選手個々を見ても、トニーニョ、奥野誠一郎という鉄壁のセンターバックコンビが川崎Fの攻撃をブロック。チーム戦術とそれを実現する出場選手の両者が融合して固い守備を実現していた。

 その一方で攻撃面でも勝負強さを見せつけている。三浦俊也監督は「セットプレーには自信がある」という事を口にしていたが、実際のところ前節は、前半の早い時間帯にコーナーキックから2点をたたき込んで試合を有利に進めた。また左右のサイドハーフを起点にして流れの中でも攻め込み、メリハリのある攻撃を展開した。

 昇格に向けての様々なプレッシャーの中で手堅いサッカーをやり遂げた、と言う観点で見れば大宮の強さが本物である可能性は高いと言える。川崎Fを下したサッカーがフロックではない事を証明するためにも、そして残り11試合の昇格レースをこのままの順位を維持して走り抜けるためにもこの試合は重要な意味を持つといえる。

 今節対戦の甲府は、2位大宮からは勝ち点4差で5位につけており十分に昇格を狙えるポジションにある。昇格に向けての障害となっていたスタジアム改修問題も県サイドから正式に許可が出ており、昇格に向けて問題はなくなった。昇格に必要な成績を残せば、そのまま昇格が決まる状況となったことで、選手たちのモチベーションも高まったはずだ。それだけに2位大宮との直接対決となる今節は落とせない試合となる。

 しかしその甲府のチーム状態は厳しいものだ。第32節の川崎F戦後に、倉貫一毅がこぼした「今のうちのチームはなかなかシュートが打てないですね」という言葉を証明するかのように、前節の鳥栖戦では90分を通して1本のシュートしか打てなかった。トップに入り、攻撃の起点となるべき須藤大輔をチーム全体がうまく使いこなせていない事。1.5列目を動き回る小倉隆史を抑えられたときにどうまわりがフォローするのかと言った事が課題として浮かび上がった格好だ。攻撃面でのてこ入れが必要な状況なのは間違い。しかしその一方で、14本のシュートを浴びながら0点に抑えた守備の固さは見事だと言える。もちろん守備面でも改善すべき点は多い。ボランチと最終ラインの連携を高めて、バイタルエリアに入ってくる相手選手をしっかりと捕まえないと、ミドルレンジからシュートを打たれてしまう機会が増えてしまう。選手個々の能力では高いものがある大宮を相手にした場合、そのシュートがゴールにつながる可能性は高くなる。アウェイが続く厳しい条件の中、この一週間でどこまで修正できているのか注目したい。

 リーグ戦はいよいよ第4クールに入った。2位グループに位置する各チームは、昇格を目指してより一層の厳しさの中で試合を繰り広げることになる。

「J1へ」という前向きな精神状態の中での戦いは、何度経験しても多くのドラマを内包していてすばらしいものだ。その最後の一回りがこれから始まる。各チームに残された試合はあと11試合。完全燃焼を続ける各チームのこれからの戦いは一見の価値がある。

以上

2004.9.17 Reported by 江藤高志
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