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【J2:第35節 札幌 vs 水戸 プレビュー】得点数は両チーム共に最少。札幌は連係の作り直し、水戸は戦術の維持がテーマ。(04.09.22)

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9月23日(木)J2 第35節 札幌 vs 水戸(13:00KICK OFF/札幌厚別)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 波に乗りきれないもどかしさ。10日ほど前には勝ち試合(第33節・9月11日仙台戦)をつかんだ札幌だが、その次の山形戦(第34節・9月18日)には0-1で敗戦。今季はまだ連勝を味わっていない。
 
 山形戦は得失点こそ小さな数字だが、シュート数は札幌2、山形17と大差。特に札幌は前半シュート0という沈黙ぶりだった。全員が揃って鋭い動きをした山形に脅かされ、札幌は中盤でボールを落ち着かせることができず、本来狙っているつないで崩すサッカーが出来ずじまい。山形・鈴木監督のハーフタイムコメントの、「相手はカウンター狙いしかないが、慌てずディフェンスしていこう」という言葉には、札幌がボールを取られるのを恐れて中盤省略で大蹴りせざるを得なかった様子がよくにじみ出ている。
 
 札幌・柳下監督は次戦に向け、「こっちが怖がって中央にボールを入れられなかったら、向こう(水戸)の思うツボ」と語る。山形戦で断ち切られた連係の糸をいかに作り直して、中4日での水戸戦に臨むか。
 
 メンバーの変化を眺めてみると、ボランチが山形戦の金子・鈴木コンビから、仙台戦での田畑・権東コンビに再び戻る。チーム内で最も指示出しの声を出している新鋭の金子が右足首じん帯損傷で全治2週間というのが痛いが、田畑・権東コンビでひとまず落ち着きや積極性の回復が期待される。
 
 また中盤を背後から支えるDF陣に目を移すと、17日のJ2選手登録締め切り日ギリギリに神戸から完全移籍で獲得した西嶋が早くも3バックの左ストッパーのスタメンをつかもうとしていて、金子とともにチームに刺激を与えている。
 
 西嶋本人は、「3バックでは真ん中の経験はあるけど、左は初めて」と言うが、今週の練習では、落ち着いたポジショニング、ミスの少ないボールさばきを発揮。3バック中央に立って西嶋と連係を組む曽田も、「DFラインを揃えることやマーキングの距離感、チームの約束事などをよく聞き、理解しようとしている」と、チームに早く溶け込もうとする西嶋の意欲の高さを語る。プロ4年目で未だ公式戦出場ゼロだが、そうした経験値の少なさが、厚別での実戦で払拭されるか。
 
 対する水戸も勝てずに苦しんでいる。8連続引き分けと足踏みした後、ここ3試合を3連敗。白星は第18節(6月19日湘南戦)以来、縁がない。
 
 とはいえ守備で大崩れしているわけではなく、「やることは徹底している。相手ボールの時はピッチの半分までほぼ全員戻り、ボールを奪ったらチャンスを作ることがしっかりできている」(柳下監督)。前節の京都戦では相手に押し込まれた後半でも鋭いカウンターを披露していた。札幌戦では関、永井が出場停止だが、選手の入れ替えがあっても、こうした戦術の徹底が変わらず見られるか。前田監督の指導によるチーム全体の意識の浸透ぶりが見どころになるだろう。
 
 チーム得点が札幌、水戸ともに25点でリーグ最少というように、お互い得点力の低さに苦しんでいる。また、やりたいサッカーがはまれば小気味よさを見せるのだが、惜しむらくはそれが90分続かない、あるいは何試合も続かないという苦しみも共通している。ミスを少なくし、貴重なワンチャンスを得点へと結実し、勝てない苦痛から脱出できるのはどちらか。両チームの得点力不足が露呈してのドローも十分考えられるが、最終クールで何らかの収穫を得たい両者にとっては、勝ち点1では煮え切らない思いのはずだ。

以上

2004.9.22 Reported by 永井謙一郎

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