9月23日(木) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第6節
市原 2 - 0 大分 (15:01/市原/6,451人)
得点者:'72 マルキーニョス(市原)、'76 サンドロ(市原)
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怪我で欠場していたミリノビッチ、前節は出場停止だった坂本將貴がスタメンに復帰して、ほぼベストメンバーとなった市原。一方、マグノ・アウベスがスタメンに復帰した大分は、前節で奏功した前線からの激しいプレスを仕掛けてきた。だが、ピッチのコンディションが悪かったこともあり、市原はロングボールを交えた攻撃でゴールを狙う。そのため大分のプレスは前節ほどは機能しなかった。
市原は前半6分のマルキーニョスのヘディングシュートを皮切りに、3回のチャンスを作り出したが、得点にいたらない。前半44分には大分GK岡中勇人の遅延行為でペナルティエリア内でのFKを得たが、村井慎二のパスから阿部勇樹が打ったシュートも決まらず、ノーゴールとなった。
前半の決定機を逃し続けているうちに相手にゴールを許す。そんな前節の悪夢がよみがえりそうだったが、今節は守備陣が奮闘した。特にミリノビッチが的確なカバーリングで相手の攻めを封じ、前半の大分のシュートはわずか2本。いずれも決定的なものではなかった。前節の敗因を再確認して練習に臨んだ成果が表われたような守備だった。
後半は開始直後から大分が攻勢に出た。後半1分のパトリックのヘディングシュート、後半10分のマグノ・アウベスのシュートなどで市原ゴールを脅かす。守備面では、クロスボールが脅威となる村井に対して「相手が低い位置ならば梅田(高志)が見て、前に上がってきたら自分が見るようにしていた」(吉村光示)と、楽な状態でプレーさせないようにケア。市原のシュートミスにも助けられながらも無失点に抑え、≪1点≫を奪って逃げ切る戦い方に持ち込みつつあった。
しかし、大分のその目論見は後半12分の退場劇によって崩れ去ってしまった。マルキーニョスの突破を後ろから引っ張って阻止したサンドロ(大分)が一発退場となってしまったのだ。前半は市原が得点チャンスを作りそうな場面を3回防いだ大分のサンドロ。ハン ベルガー監督が「レッドカードで試合がばたついてしまった」と話したように、彼の退場が大分に与えたダメージはあまりにも大きかった。
大分が高松大樹に代えて三木隆司を入れて1トップにすると、オシム監督はすかさず茶野隆行に代えて羽生直剛を投入。2バック状態にして前線の人数を増やし、一気に点を取りに出た。一人少なくなった大分は「数的不利になって相手の動きを抑えきれなくなった」(吉村)こともあり、サイドの守備が手薄になってしまう。その状況を見逃さなかったのが、後半24分にピッチに入った林丈統だった。林が右サイドのスペースに素早く入れたスローインのボールを受けたマルキーニョスが、ペナルティエリア内へ突破。角度があまりない位置から思い切りよくゴールを狙った。大分は「一瞬の隙を突かれた」(吉田孝行)形となってシュートを防げず、市原に待望の先制ゴールが生まれた。
先制点からわずか4分後、左サイドで村井からワンツーパスを受けたマルキーニョスはまたもやペナルティエリア内へ進入してパス。これを受けたサンドロ(市原)がシュートを決めて2-0。俄然、市原が有利となった。この状況に大分のハン ベルガー監督は西山哲平、木島良輔を次々と投入。反撃に出て決定機を作ったが、最後まで市原の守備を破ることはできなかった。11人がピッチにいる状態のときは攻撃の際の動きに精彩を欠き、いい形を作りきれなかったことが悔やまれる一戦だった。
2-0の勝利で前節の敗戦のダメージから立ち直り、3位に浮上した市原。だが、攻撃に転じたときの選手の動き出しとスピードはベストな状態には遠かった。後半の退場劇がなければ、果たして試合の行方はどうなっていたか。昨シーズンの2ndステージはJ1残留争いの渦中にあった京都に2-3、大分に1-1と、勝利という結果を出せなかった。次節は2ndステージも年間順位も最下位と低迷して苦しむ柏との一戦。もともと千葉ダービーは体を張った激しい戦いとなる傾向がある。柏の気迫に負けない強い気持ちを持ってプレーすることが何よりも大事だ。
以上
2004.09.24 Reported by 赤沼圭子
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