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【J1-2nd:第6節 鹿島 vs 清水 レポート】前半の攻防で見えてしまった試合結果。鹿島対清水はスコアレスドロー(04.09.24)

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9月23日(木) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第6節
鹿島 0 - 0 清水 (16:00/カシマ/15,471人)
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 0-0のスコアレスドローに終わった鹿島対清水の一戦。ここ最近の流れそのままに、鹿島が攻め込み清水が粘るという展開で試合は進み、ゴール裏から地響きが鳴り止まぬほどの声援を送っていた鹿島サポーターにしてみれば、攻め切れぬもどかしさに耐える90分となったが、内容的に見ればこの結果は妥当だったのではないだろうか。

 立ち上がりは勢いに勝る鹿島の攻勢だった。清水DF陣の出足が鈍く、縦パス一本が簡単に通ることで前線が活性化した。鈴木、中島がサイドに流れてボールを引き出し、そこから次につなげていったり、この日はケガで欠場の本山に代わってサイドハーフの位置に入った新井場と小笠原が、「ハーフライン付近で中盤にボールが入ったら両ウィングを同時にスタートさせる」というトニーニョセレーゾ監督の指示通りに前に飛び出して決定機を作っていた。

 また、フェルナンドのパフォーマンスも目を引いた。彼にボールが入ると、前への正確なフィードとサイドへの的確な散らしで、鹿島の攻撃はダイナミックなものとなっていた。前半30分までは完全に鹿島のペース。清水は時折チョ・ジェジンとアラウージョが観衆を沸かせていたが、ほぼ防戦一方だった。しかし鹿島が得点の匂いを漂わせていたのはこの時間帯までで、J最小失点の清水が徐々に積極的な守備を見せ始めるとトーンダウン。後半半ばを過ぎる頃には単調な攻めを繰り返すのみとなっていた。

 その原因としてまず挙げられるのは、小笠原の調子がいまひとつだったこと。立ち上がりこそ早い動き出しで攻撃に絡んではいたものの、この日のパス精度は試合開始当初から高くなく、判断もいいとは言えなかった。さらに左手小指を骨折している本山の欠場に加え、野沢もケガでベンチ外。アクセントを付けられるタレントを『3人』も欠いては、一旦失ったリズムを取り戻すことは難しく、テンポを失った攻めでは清水の壁を突破できないのも頷ける結果だった。

 一方、守備では力を発揮した清水も、アタッキングには相変わらずの課題を見せた。チョ・ジェジンの高さとキープ力に依存する流れはこれまでと変わりなく、バリエーションを欠いた。石崎監督の「アラウージョとチョが離れすぎて、コンビネーションがうまくいっていなかったので、離れすぎないように言った」という成果はまずまずで、清水のチャンスはこのふたりの関係から多くが生まれていたが、それだけでは単発止まり。結果、鹿島の守備陣に自信を与えることになった。

 チョ・ジェジンが「MFの展開、ボールの配給が遅い」と課題を挙げたように、後ろのサポートが乏しくては厚い攻撃は期待できない。DFの斉藤は「3人が攻めて、あとの8人が守るのはうちのチームカラーじゃない」と現状に気を良くしていない様子だったが、サイドからの展開、中盤の動き出しを考慮すると、改善にはもう少し時間がかかりそうだ。

 新井場が「決定力不足」と憮然としていたように、鹿島が前半30分までの勢いを活かせなかった時点で、この日の結果は予想の範疇にあった。鹿島は守備の回復、清水はアラウージョとチョ・ジェジンの関係の向上と、それぞれに好材料はあったが、現実に手にしたのは勝ち点1という結果のみ。鹿島は逆転優勝の望みがさらに遠のき、清水は浮上のきっかけをつかむには至らず、両チームにとっては実りの乏しい試合となってしまった。

以上

2004.09.24 Reported by スポマガ WORLD SOCCER

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