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【J2:第36節 山形 vs 鳥栖 プレビュー】運動量が生命線の両チーム、連戦の影響はいかに?(04.09.25)

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9月26日(日)J2 第36節 山形 vs 鳥栖(14:00KICK OFF/山形県)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 前節、川崎Fが昇格(内定)を賭けた大一番で、それを阻止した山形。目の前で胴上げを見せられるのはやはり気持ちのいいものではないし、騒がしい周囲の状況が選手たちに影響を与えていたことは間違いない。

 ただし、その騒ぎに巻き込まれてはいなかった。先制点を許したものの、追加点を与えずに踏ん張り、後半に林の投入によって流れを変えて同点、そして逆転。山形が今シーズン、何度も演じてきたパターンだった。自分たちのメンタリティを保って試合に臨めたこと、そして狙い通りに結果を出せたことこそが、この試合の大きな成果。それは今後の9試合にも大きく活かされることだろう。

 この川崎F戦の勝利で、山形の負けなしの記録は7試合に伸びた。第29節の甲府戦以来続いている3ラインの安定した守備力がその原動力だ。余計な失点を防ぐことが、今度は攻撃の余裕にもつながっている。大島頼みだった得点力も、星、林、大塚と得点源が増えている。

 J2空前のだんごレースから大宮が一歩抜け出したが、山形は勝ち点3差でピタリとマークして3位をキープ。4位・京都、5位・甲府との勝ち点差も4と開いた。今節は「3位以上」にさらに近づくチャンスでもある。

 対する鳥栖は、第31節で川崎Fに0-5と大敗した後、ホームに1万人近くを集めた福岡戦で1-0の勝利。その後は2分け1敗という戦績だが、福岡戦を含めて甲府、そして前節の湘南と失点0が3試合。いずれも4-4-2で戦う相手だ。
 
 4-4-2のチームに対しては、フォワードを3人置いて3-4-3のフォーメーションを敷いているが、この結果を見ても、鳥栖の守備がいかに安定しているかが解る。4-4-2の山形に対しても、守備では相当の自信をもって臨んでくるだろう。

 松本監督がこれまでも明言、実践している通り、「相手の長所を消す」のが鳥栖のサッカー。となれば、山形の中盤の右サイド・星の突破は抑えなければならないし、ボールの出所であるボランチにも仕事をさせてはならない。山形のボランチにいかに仕事をさせないか、と考えれば、やはりラインを高く上げて中盤のスペースを消したいところだが、それと両サイドの突破阻止をどうバランスをとってやりくりしてくるのか、興味深いところだ。

 さらに、山形のポイントゲッター・大島をいかに止めるかも鳥栖にとっては課題となる。今季3試合の直接対決で与えた4失点は、いずれも大島によるもの。サイドからのクロスに対して絶妙なタイミングでプルアウェイを図る大島を90分間抑え込めなければ勝機は見えてこない。
 
 攻撃面では、得点こそここ5試合で2点にとどまっているが、パスの精度、タイミングとも改善し、相手のライン裏を狙う形が徐々にできつつある。今の山形の守備陣を崩すのは容易なことではないが、落合の加入によって安定感を増した中盤から、どのように相手のライン裏を意識した攻撃を仕掛けてくるのか。

 現在の順位は9位。すぐ上位の横浜FCとも勝ち点差8と開きがあるが、松本監督は「(この先)勝ち点17をあげて総勝ち点を50点にする。残り9試合で6勝をあげるように選手にハッパをかけます」と新たなモチベーションを設定し、息巻いている。

 ボールも動き、人も動くスタイルの山形にとって、ラインを上げ、ボールに対して果敢にチャレンジしてくる鳥栖は、長所を消されるやり辛い相手だが、そこでじっと我慢できれば、それを逆手に取って相手を消耗させ、後半に「飛び道具」林の投入で一気に勝負を賭けるというオプションが一層効果的に狙えるだろう。
 
 この両チームのもう一つの敵は、中2日というスケジュール。特にアウェイの鳥栖にとってはより厳しい状況だ。

 ただ、中2日でアウェイ、そして山形の2トップがここ数試合と同じく大島、梅田のツインタワーだとすれば、鳥栖はマンツーマンにこだわらない戦術を取ってくる可能性もある。いずれにしても動き勝ったチームに、ゴール前でのチャンスの場面がより多く訪れる消耗戦。疲労した身体を精神力で動かす、互いに厳しい90分になるだろう。

以上

2004.09.25 Reported by 佐藤 円
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