9月26日(日) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第7節
C大阪 1 - 1 横浜FM (19:04/長居/14,587人)
得点者:'2 ミキ(C大阪)、'45 安貞桓(横浜FM)
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これまでのC大阪は、第5節で市原に快勝(3-0)したかと思えば、前節は名古屋に大敗(2-5)。出入りの激しいサッカーの連続で、しかも常に黒星が先行していた。一方の横浜FMは、前節、前々節と2試合連続で引き分けに終わっている。いずれも退場者を出しての結果に、前節の試合後、岡田監督は「本当に反省しなければならない」と話していたという。
C大阪は、得点源である大久保嘉人が出場停止。小林監督は、エースの代役として8月に獲得したFWミキを抜擢した。セルビア・モンテネグロ国籍のストライカーで、スペイン、ドイツを始め多くの国とチームを渡り歩いてきた選手。「スピードのあるタイプではないが、西澤と2トップを組ませて(相手陣内深く)奥行きのあるターゲットを作ろうと思った」。小林監督はミキ起用の理由をこう話していた。そのミキがいきなり期待に応えた。2分、右サイドで森島寛晃が起点になり、久藤清一が中央へ送り込む。西澤明訓が頭で落としたところにミキが合わせて、C大阪が先制した。
開始直後のゴールに、セレッソサポーターは「今日も点の取り合いになるのでは」と感じたかもしれない。が、その後の展開はある意味で予想外だった。先制された横浜FMがボールを支配し攻撃を開始したのに対し、C大阪は冷静に対応。2人のボランチが相手のパスの出どころを抑え、サイドバック、センターバックの連係も危なげがなかった。守備の意識という点では、横浜FMも負けてはいない。C大阪攻撃陣は、体を張った厳しいディフェンスに苦しめられた。特にこれまで攻撃の起点になっていた古橋達弥は、CB中澤佑二とボランチ遠藤彰弘にがっちり挟まれる形で、まったく自由にプレーさせてもらえなかった。互いにじっくりと守りあった45分――両監督は、「決して悪い内容ではない」(岡田監督)、「前半はしっかり守れている」(小林監督)と、及第点を与えている。
後半のキックオフからわずか40数秒。横浜FMがすばやい攻撃を見せた。坂田大輔のパスから安貞桓がきっちり決めて、同点にしたのだ。「45分かけて逆転していこう」という岡田監督の目論見どおりの立ち上がりになった。当然のことながら、横浜FMはさらに前がかりになり、勝ち越しゴールを狙ってきた。対するC大阪・小林監督の動きはすばやかった。即座にミキを下げてFW酒本憲幸を投入。「状況によって、ミキをスピードある選手に代えるつもりだった」。プランどおりの交代だった。横浜FMが攻め始めたことで、C大阪に対するマークが少しゆるくなったのだろう、1-1になってからはC大阪の方にも決定機が生まれ始めた。50分、初めてフリーになった古橋が左サイドを破ってクロスをあげると、西澤がシュート。53分には森島がGKと1対1になってシュート。しかしいずれもGK榎本達也に防がれてしまった。
横浜FM・岡田監督も、後半途中から選手交代をして勝負に出た。68分には中西永輔をストッパーに入れて、那須大亮を左のアウトサイドに上げた。80分には、右アウトサイドに佐藤由紀彦、FWに安永聡太郎を入れて、さらに攻撃を厚くしようとした。終盤は、横浜FMがボールをキープし続けて、相手ゴールを脅かしたが、C大阪の集中が再び切れることはなかった。
結果は1-1のドロー。しかし、両監督の表情からは充実感が伺えた。まず岡田監督。「今日の内容は非常に満足している。相手も必死なのだから、勝てないこともある」。前の2試合のドローとはわけが違うことを強調し、改めて優勝争いに向かっていくことを宣言した。小林監督も、「今まで勝つか負けるかという試合をしてきたが、勝ち点1を取る大切さを選手がわかってくれると思う」。攻められながら2点目を許さなかった選手たちを評価した。得た勝ち点はわずかに1だが、両チームにはそれ以上の収穫があったようだ。
以上
2004.09.27 Reported by 横井素子
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