9月27日(月) 2004 J2リーグ戦 第36節
湘南 1 - 1 甲府 (19:03/平塚/2,934人)
得点者:'21 柿本倫明(湘南)、'68 長谷川太郎(甲府)
----------
試合前日の9月26日に唐突に発表されたパラシオスの湘南から柏へのレンタル移籍。上田体制に移行した後、未だ勝ち星のないこともあって、湘南にとってはどうしても勝利がほしい試合となった。
勝利への思いという意味では、J1昇格戦線のただ中にいる甲府にとっても重要な試合だった。平日の夜にもかかわらずバスツアーにはおよそ30人のサポーターが参加。一般参加者とともに熱い声援を送った。
甲府の松永英機監督が「自分たちのリズムを作れなかった」と述べた前半は湘南のペースで進む。ともに中盤を厚くし、組織でボールを奪うことを意図した両チームだったが、こと攻撃面に関して言うと、細かいパスをつないでよりゴールに近づいたのは湘南だった。コンビネーションの質は高まっており、また、まだまだ伸びると感じさせるものだった。
「私が指揮をとって今日で3試合目になるんですが、1試合ずつ進歩を感じています。今日の試合が3試合の中では攻守ともにいちばん良かったんじゃないかと思います」と評価したのは上田栄治監督。手応えをつかんでいるようだった。
湘南のペースで進んだ前半21分に、湘南はペナルティエリアの外側でパスをつなぎ、最後は柿本倫明が先制ゴールを決める。クロスボールを点で合わせるゴールが多い柿本だが「今までにはなかったシュートで、チームメイトからも驚かれたと思う」と珍しいミドルシュートについて振り返ってくれた。
パラシオス、白井博幸が前衛に控える湘南ゴールになかなか迫れない甲府は、後半の20分に1枚目の交代のカードを切った。
「監督からは、スリッピーだったので、打っていけと言われました。またドリブルも得意なので、そこを狙って入っていきました。空回りせずにタイミングでボールをもらおうと思っていました」
そう語るのは水越潤に代わってピッチに立った長谷川太郎。意気込んで入っていったその最初のワンプレーが左足でのシュートだった。
「無我夢中で体が勝手に動きました。気持ちで決めたような気がします。横パスがニアに入ってこぼれてきて、後はかわしてシュートを打つだけ。理想的なゴールでした」
長谷川の投入によって甲府は小倉隆史が右サイドハーフのポジションに。長谷川は須藤大輔と並んでトップに入っていた。そうしたポジションの微妙な変更に湘南が対応する前の後半23分に甲府が同点に追いついた。
同点ゴールの勢いに押されてペースを奪われた湘南は、劣勢に立たされたまま流れを取り戻せず。一方の甲府も、落とせない試合でありながら最後まで逆転ゴールを生み出せなかった。
ともに勝利への高いモチベーションの中で戦った試合ではあったが、結果は痛み分け。そういう試合ではあったが、湘南が1試合ごとに良くなっていることを実感させる試合だった。
以上
2004.9.28 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第36節 湘南 vs 甲府 レポート】勝ちたい気持ちがぶつかるが、最後はドロー決着。(04.09.28)















