10月2日(土)J2 第37節 仙台 vs 福岡(14:00KICK OFF/宮城ス)
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6位福岡と7位仙台の対決となる今節。勝ち点差は2なので、引き分け以外の結果では両チームの順位が入れ替わる。ここ数節、昇格争いから離されないという目標で戦ってきた両チームだが、今回は今の順位に関わる「直接対決」ということで、これまでの数試合とは違ったモチベーションを持っているかもしれない。
さてこの両チーム、似た順位というだけでなく、現在置かれているシチュエーションもまたかなり似通っている。上位陣との連戦において連敗し、後のない立場に立たされていること。同時に第3クールから第4クールに差し掛かったあたりで、突然ブレーキがかかってしまったこと(仙台はここ5試合で2勝3敗、福岡は5試合で1勝4敗という状態)。様々な意味で、両チームには勝利という結果が、より求められている。
しかし両チームとも置かれた状況を手を拱いて見ているわけではない。
仙台はここ数節と同様に、前線を組み変える策に出た。この時期にこうした変更を行なうこと自体に賛否両論あるのもまた事実だが、ベルデニック監督が「スピードもあって前線のアクセントとなりえる」と高い評価を与えていた財前が前節開始直後に負傷、全治三週間ということで今節はもちろん欠場という事情もあり、今回の変更は致し方ない。
まずFWを佐藤と萬代の2トップへと変更。前回博多の森での同カードで、福岡の両サイドバックの攻撃参加を警戒して、相手DFへのチェックにも効果を発揮する3トップで挑んだものの、結局相手の攻撃を気にしすぎるあまりに、福岡の松田監督に「相手はサイドのFWが下がりすぎ、5バックのような状態になっていたから、相手の攻撃は全く怖くなかった」と言わしめる結果となってしまった。その反省もあってか今回は2トップ。
そしてトップ下に配したのは左サイドでほぼ決定かと思われていた梁。今週の練習では一時、同ポジションにシルビーニョを配するという案も検討されたが、どうやら彼はボランチの位置で、出場停止から戻ってきた熊谷とコンビを組む模様だ。前々節の甲府戦に敗れはしたものの、後半から熊谷が投入されたことでシルビーニョだけでなくチーム全体が一時蘇生したことを考えても、これは妥当な判断か。また梁に代わり左サイドに入るのは村上の予定だ。
一方の福岡は、入団直後の負傷でなかなか本調子を取り戻せないエジウソンを、前節の京都戦でスタメン起用することで不振からの脱却を狙ったが、1-3の完敗。松田監督は試合後「エジウソンによって前線に基点ができた」と語っていたが、ここまで増川と長期離脱から復帰した太田というJ2屈指の強さと高さを誇る前線に、積極的に攻撃参加する左右サイドからだけでなく、最終ラインからでもハイボールを入れてくるという攻撃だった福岡が、これまでの前線とはタイプの違うエジウソンの投入に、チーム全体がまだ戸惑っている可能性もある。
また、そのことと直接の関係はないかもしれないが、今シーズンの福岡の攻撃において、左サイドでサイドバックのアレックスとともに無数のチャンスを生み出していた古賀が第4クールに入り、二試合連続前半終了時での交代でピッチを後にしているばかりか、前節にいたってはベンチにも入ることができなかった。しかも今節は、ボランチのホベルトと右サイドバックの平島の二人を出場停止で欠いて仙台に乗り込む。福岡の攻めは良かれ悪かれ、これまで想像していたものと違うものになっているかもしれない。
最後に余談だが、同カードの仙台ホームゲーム(第21節と今節)にて、福岡の平島崇は出場停止と重なったため、彼は結局今年一度も宮城でプレーすることはなかった。仙台の勝利を願うサポーターにとっては、もちろん彼が不在だった方が良いに決まっている。だがサイドバックとしての彼のプレーは、(それが例え敵の選手だったとしても)走・攻・守揃った非の打ち所のないもので、前回の対決後には試合中正面で対峙した佐藤が「本当に素晴らしい選手」と絶賛するほどだった。草サッカーでも少年サッカーでも、とにかくサイドバックをやっている宮城のサッカー好きや子供たちに、彼のプレーを生で見せられなかったこと。勝敗は抜きにして、それだけは少々心残りである。
以上
2004.10.01 Reported by 佐々木聡
J’s GOALニュース
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