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【J1-2nd:第8節 鹿島 vs 広島 プレビュー】ともに現状打破のきっかけをつかんだ鹿島と広島。キーワードは「泥臭さ」(04.10.03)

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10月3日(日)J1-2nd 第8節 鹿島 vs 広島(15:00KICK OFF/カシマ)
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「優勝するにはどの試合でも勝ち点3を取るのが条件。とにかく勝つだけ」
 第6節、清水戦で痛いスコアレスドローを喫した後に新井場が残したコメントである。そして次節のF東京戦では、中盤を省略して前線のツインタワー、鈴木とバロンに放り込むサッカーでフェルナンドの先制点を生むと、F東京の猛攻にさらされながら最後のところで踏ん張り、なんとか勝ち点3を拾った。その試合運びに王者の風格は感じられなかったが、らしいと言えば、らしい戦いだった。

 第4、5節と大量失点を喫し、鹿島の屋台骨である守備が崩壊しかけていたが、続く清水戦、そしてF東京戦で失点ゼロに抑えたことは大きい。守備陣は少なからず手ごたえをつかんだ様子で、口々に自信に満ちたコメントを発していた。自信を持つことで個々人が激しく当たりにいけるようになり、鹿島持ち前の球際の激しさが出てきている。「皆に走る意識があった。全体的に守備の意識も高くて、前線の選手から徹底的に出来ていた」。曽ヶ端のF東京戦のコメントがそれを裏付けている。

 厳しい言い方をすれば、今の鹿島に相手を粉砕する力はそれほど期待できない。第4節のC大阪戦では大逆転劇を、続く第5節の磐田戦でも同点に追いつく脅威の粘りを2試合続けて見せたのは事実だが、それを許した相手に問題があったことは否めない。自分たちのアクティブな仕掛け、例えば浦和であったり、G大阪がやっているサッカーは、単調に陥りがちな現状の鹿島の攻撃では難しい。だからこそ、守備の充実が鹿島には必要だ。「とにかく勝つだけ」という新井場のコメントを実現させるには、運動量を切らさず最後まで集中して走る、泥臭いプレーを続けなければならない。

 広島戦ではフェルナンドが出場停止。前線への飛び出しと精度の高いパスで攻撃に迫力をつけていたMFを欠くことで、さらに破壊力が落ちる可能性が高い。格下相手にも全力で泥臭いサッカーができるか、それがこの試合、そして奇跡の逆転優勝に向けて最も重要なポイントとなるだろう。

 一方、低迷を続けている広島は、吉弘、高柳、高萩の若手有望株をU-19日本代表の招集で欠き、チアゴ、森崎浩、駒野が戦線離脱と、チーム状態は非常に苦しい。だがそんな中、前節の東京V戦では5試合ぶりの白星を飾った。そのポイントとなったのは、やはり泥臭いまでの選手の闘志だった。「選手は我慢すべきところは我慢し、激しくいくべき時は激しくやってくれた。技術や戦術の前にある大切なものを、今日はみんなでつかんだと思う」と小野監督が語ったように選手全員が気持ちを奮い起こした試合だった。

 サポーターの応援拒否、無言の叱咤激励が選手たちの心に届き、浮上のきっかけをつかむ試合ができた。中盤をコンパクトに保ち、カウンターからの速攻でゴールを目指す新しいスタイルが効果を出した。あとは、せっかくつかんだその好材料をしっかり維持していくことが大事。駒野、森崎浩が復帰に向けてチーム練習に合流した。いい流れを断ち切らないためにも、そして苦渋の決断を下して鼓舞したサポーターの期待を裏切らないためにも、東京V戦で見せたような気迫溢れる姿勢を貫かなければならない。

 「泥臭さ」。これが両チームの結果、そして今後を占う重要なキーワードになりそうだ。
 
以上

2004.10.02 Reported by スポマガ WORLD SOCCER
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