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【J1-2nd:第8節 磐田 vs 清水 レポート】決定的チャンスをしっかり決めた清水が静岡ダービーを制す(04.10.03)

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10月2日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第8節
磐田 1 - 2 清水 (19:04/静岡/28,756人)
得点者:'55 グラウ(磐田)、'62 チョジェジン(清水)、'84 チョジェジン(清水)
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 ややおとなしい前半から終盤にかけて一気に盛り上がった静岡ダービー。両者ともに素晴らしいゴールが見られたが、最終的な結果は、現在の両者のチーム状態を反映したものになった。

 磐田は、福西が出場停止、中山もケガで欠場し、服部と菊地がボランチでコンビを組み、2トップはグラウと前田。清水は、前節とまったく同じスタメン。気温もかなり秋らしくなり、試合前に一雨降ってピッチはややスリッピーだが、パスは回りやすい状態。まずまずの環境で試合が始まった。

 前半は、両チームとも守備のテーマをきっちりと確認しながら試合に入った感じで、バランスは良いが攻撃の迫力にはやや欠ける印象。序盤は、磐田がスムーズにパスを回してポゼッションで優位に立ち、5分にグラウの右クロスに藤田が飛び込んで、良い形をひとつ作る。グラウが左右に流れて、起点になる形もたびたび見られた。それに対して清水のほうは、ファーストステージほど前から積極的にボールを追うという形ではなく、磐田が後ろでボールを回すのは許すが、崩しにかかってきたところできっちり抑えるという戦い方。攻撃はいつも通りサイドから崩すという狙いで、磐田もその点は十分にケアしていた。

 20分過ぎあたりからは、清水がボールを支配する時間も多くなり、一進一退の展開となる。そして、39分にグラウのミドルシュートをGK西部が弾いたこぼれ球に右から河村が詰め、決定的なシュートを打つがバーの上に外れる。完全な1点もののチャンスは、両チームを通じてこれ1本で、それ以外はほぼ互角のまま前半が終了。両チームともけっして悪くはないが、ゴールに迫る圧力に欠けるという点も共通していた。

 後半、磐田は足を痛めたキャプテン服部に代わって成岡が入り、入団2年目の菊地・成岡で初めてボランチのコンビを組む。磐田の世代交代の象徴となるこのコンビ、成岡のパスミスは少し目立ったが大きな破綻はなく、10分には相手のミスをついて成岡がゴール左に飛び出してシュートを打ち、GK西部が弾いたこぼれ球からグラウが右足アウトの技ありシュートを鮮やかに決めて、磐田が先制。

 その後も右CKからグラウが決定的なヘディングシュートを打つが、これは左に外れる。流れは磐田かと思われたが、清水はまったくあわてることなく、17分に太田のアーリークロスからニアに飛びこんだチョ・ジェジンが遠めから強烈なヘッドをゴール右隅に決めて同点とする。最高のクロスと最高のヘッドによるゴールは、クロスを警戒していた磐田の守備陣も止めようがなかった。

 これで試合が一気に動き出し、徐々に中盤にスペースができて攻守の入れ替えが激しくなる中、両チームともいくつかチャンスを作ったが、それをものにしたのは清水。39分にスルーパスから伊東がゴール左に飛び出して左足シュート。GKが弾いて逆サイドに転がったボールをチョが押し込んで、勝ち越しに成功した。磐田の選手たちは懸命にオフサイドを主張するが、チョの2試合連続2ゴールが取り消されることはなかった。

 その後、磐田が必死に反撃に出るが、清水のほうが体力的に余力があり、きっちり守りきって2-1でタイムアップ。清水がダービー2連勝を果たして、サポーターにも熱狂的に迎えられた。内容的にも「だいぶサッカーらしくなってきた」(伊東)という清水と、依然として全体的な動きが不足して攻めのダイナミックさを欠く磐田という構図で、結果もそれに見合ったものと言えるだろう。

 しかし、磐田にも勝つチャンスは十分にあった。勝敗を分けたポイントは2つ。ひとつは、磐田は決定的なチャンスをいくつか外したのに対し、清水は決めたこと。そして、もうひとつは磐田のほうが先に足が止まったこと。良いときの磐田なら、つねに自分たちが疲れる前に相手を疲れさせるサッカーができていたが、この日は自分たちのミスから背走を余儀なくされて消耗する場面も多く、まだ「磐田らしさ」は取り戻せていない。勝つことで内容も良くなっていくという面もあり、「内容が悪くても勝ちたかった」と鈴木監督も試合後にもらしたが、今回はその願いはかなわなかった。

以上

2004.10.02 Reported by 前島芳雄

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