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【J2:第37節 甲府 vs 山形 レポート】得点は2-3と1点差だったが甲府は完敗だった(04.10.02)

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10月2日(土) 2004 J2リーグ戦 第37節
甲府 2 - 3 山形 (18:31/小瀬/7,159人)
得点者:'28 梅田直哉(山形)、'43 梅田直哉(山形)、'46 大島秀夫(山形)、'70 小倉隆史(甲府)、'75 小倉隆史(甲府)
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 得点は2-3と1点差だったが甲府は完敗だった。立ち上がりこそ山形陣内に攻め込み何度かフリーキックのチャンスを掴んだが、有効なシュートシーンは殆どなかった。対する山形は、甲府に攻めさせておいてからカウンターを仕掛け、その殆どをシュートで終わった。攻撃をシュートで終わるか、終わらないかで、こんなにも内容に差が出てくるということを教えてくれる試合だった。自陣でボールを奪った山形は、トップの梅田、大島の2枚だけでもボールを収め、シュートまで持ち込める。しかし、甲府は攻め込んでもシュートまで持ち込めない。甲府は人数をかけて攻めるのでカウンターを受けたときに、山形の大型FWに突破されるとカバーがおらず、残っているのはGKの阿部だけ。ボールポゼッションの比率に関係なく危険な匂いのする攻撃は山形だった。28分の先制点は右サイドの星が入れたボールを、梅田が中央で胸トラップして右足で蹴りこんだ。43分の追加点はコーナーキックに梅田が飛び込んで頭で決めたゴール。ともにマークはついていたが、梅田の高さと強さに対抗し切れなかった。

 後半、甲府の松永監督は梅田とマッチアップしていた池端をレに交代させたが、結果論で言えばもっと早く手を打つべきだった。ただ、守備だけを考えた上では甲府には有効な手立てはそんなになかったのかもしれない。レが投入されてからも状況は大きくは変わらなかった。攻撃は最大の防御という言葉があるが、小倉に頼り過ぎない攻撃をするための交代が必要だった。ディフェンスの選手を交代しても、前半に2失点したことでディフェンスが慎重になりすぎて、ボールを取りにいけなくなりボールを回されるシーンも増えた。小倉に頼り過ぎるサッカーでは小倉は活きない。後半に投入された石原のような選手がサイドにいなければ、相手は小倉をマークするだけで甲府の攻撃の多くを防ぐことが出来てしまうからだ。

 しかし、70分に甲府がPKのチャンスを得て小倉が決めると流れが変わり始めた。今度は山形が慎重になりすぎたのか後手を踏むようになった。75分には石原→土橋と繋いで小倉がゴール。甲府の積極性と石原の運動量が作り出したチャンスだった。これで完全に流れが甲府に傾き、甲府のホーム不敗神話が生きていることを感じた。しかし、83分に石原が放ったシュートがポストに嫌われた瞬間に神話は崩れた。絶対に勝たなければならない試合を落としたことで山形との勝ち点差は9に広がり、甲府のJ1昇格に黄色信号が灯った。甲府の選手・サポーターはこの時期でも昇格争いが出来ていることを誇りに思って、残り試合を諦めずに戦って欲しい。

 上位との対戦が続く山形はこれからも正念場だが、大塚は「毎日のトレーニングをみんなでしっかり取り組んでいる。前節よりいい試合をしたい、向上したいと思っているだけ。現状では満足していない。それがプラスになっている」と、平常心で戦えていることをアピール。これからは更にプレッシャーが掛かってくるが、このプレッシャーを山形の選手達が跳ね返していくのか注目したい。

以上

2004.10.02 Reported by 松尾潤

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