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【J2:第38節 山形 vs 大宮 レポート】試合内容でも圧倒した大宮が、2位を維持。昇格へ向け大きく前進!(04.10.16)

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【J2:第38節 山形 vs 大宮 レポート】試合内容でも圧倒した大宮が、2位を維持。昇格へ向け大きく前進!

10月16日(土) 2004 J2リーグ戦 第38節
山形 1 - 3 大宮 (14:04/山形県/12,744人)
得点者:'34 トゥット(大宮)、'47 トゥット(大{)、'53 森田浩史(大宮)、'76 大島秀夫(山形)
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 大宮のキックオフで始まった前半、右サイドバックの西村から2本立て続けに前線の森田へロングフィード。続いてトニーニョもラインの裏をめがけてパスを送る。これに呼応するように、山形もレオナルドから梅田へ長いパスを送ると、迫井、内山の両サイドバックも大島に合わせて長いボールを蹴った。
 キックオフからわずか2分ほどの間に6本のロングボールが飛び交う陣取り合戦で、2位大宮と3位山形の直接対決が幕を開けた。そして試合をほんの少し優位に進めたのは、こぼれ球に半歩早くたどり着いて競り勝つ大宮だった。

 大宮は前線から厳しくチェックを仕掛け、特に山形の中盤である永井、大塚に渡ったボールにはフォワードの森田も加勢して厳しく奪いに行った。また、ディフェンスラインと中盤のラインを絶妙に保ち、バイタルエリアを極力消して守ることで、クロスの起点となる右・星、左・宮沢の両サイドハーフへのパスを抑止。パスが通っても今度は冨田、西村の両サイドバックがきっちりとプレスを掛けにいった。

 その厳しいプレッシングをかいくぐって、山形も星にボールを集めて活路を見いだそうとする。18分には星のクロスをファーサイドの梅田が転がし、フリーの永井にミドルシュートを打たせたが、これはミートせず、得点はならなかった。
「今の好調の原因は、中盤の距離とディフェンスの距離、それとボランチが横にズレるときの距離感。練習からずーっと声を掛けてやっていて、試合でもそれがうまくいっている。最近では声も掛けないで、眼でできるまでにきている」
 大宮の守備での連係の充実ぶりは、この西村のコメントが如実に物語っている。3ラインをきっちりと形成して守る大宮に対して、山形は得意のサイド攻撃を封じられたばかりでなく、パスミスでボールを奪われ、高い位置からカウンターを浴びるケースが目立った。
 前半31分とロスタイム間際の2度、大島がディフェンスラインの前で受けてそのまま前を向いてシュートを打つ場面があったが、キーパー荒谷がはじいて阻止。前半は大宮がトゥットのゴールで1−0として折り返した。

 後半に入ってからも、大宮はプレスを緩めず、中盤でのパスカットからさらに2点を追加する。
 後半2分、森田とのワンツーでゴール前に突進したトゥットが右へ流れながら逆サイドのゴールネットを揺らすと、後半8分には中央のトゥットからのスルーパスを右サイドのライン裏で受けたディビッドソン純マーカスが、やさしく浮かせるようなクロスでファーサイドの森田のヘッドに合わせた。山形はGK桜井を囲むように5〜6人の選手が密集していたが、肝心の森田をその外側でフリーにしてしまっていた。

 後半8分で3−0。思わぬ点差をつけられた山形は、早めに交代を行い活性化を図る。後半27分には3枚目のカードとして、迫井に代えて小兵ながら打点の高い根本を投入。3−4−3で前への圧力を強め反撃のチャンスを広げていった。
 後半31分、フリーキックがポストに当たリ、跳ね返ったボールを大島が押し込み1点を返すと、さらにディフェンスラインから小林が前線に張り付き、中盤の高橋も加わって5トップの超攻撃的シフトでパワープレーを試みた。しかし、大宮も中盤に斉藤を投入して守備を厚くし、山形の反撃は1点にとどまった。

 直接対決に敗れた山形は、ホームに集まった1万2000人を超える観衆の期待に応えることができず、2位争いでも大宮に勝ち点6差をつけられ大きく後退した。4位に浮上した福岡にも勝ち点5差とやや詰め寄られたが、それ以上に心配なのが試合内容。「最後に1点決められたことと、2点目、3点目を取りにいく選手たちの姿勢があったので、また次につながるのではないかと思う」と、鈴木監督は前向きなコメントを残したが、相手にペースを握られ、自分たち本来のサッカーをさせてもらえなかったことは、残り6試合に向けての修正課題となる。

「残り試合数と勝ち点差が同じであれば、まだまだ逆転は可能というポジションではあると思う。予断は許さない」
 大宮の強さにはしっかりとした根拠がある。大宮・三浦監督は慎重な言葉を発しながらも、また一歩近づいた2位でJ1昇格の可能性に自信を深めているように見えた。大宮が、2位を維持して昇格へ向けて大きく前進した試合となった。

以上

2004.10.16 Reported by 佐藤 円
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