10月23日(土)J1-2nd 第10節 横浜FM vs F東京(16:00KICK OFF/横浜国)
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横浜FMは前節の浦和戦、スコアレスドローに終わり、これで5試合も勝ち星から遠ざかることとなったが、内容自体は健闘したと言ってもいいだろう。相手はほぼベストメンバー。対して横浜FMは、松田、那須と守備の屋台骨2人を出場停止で欠いた上に、ボランチの遠藤、エースの久保もケガで欠場と陣容に大きな差があったものの、波に乗る浦和の攻撃を受け止めただけではなく、しっかりと反撃もできていた。ただ、これを復調の兆しと見るかどうかは判断の難しいところだ。首位浦和が相手だったからこそ、奮い立ったという面もある。
9月11日の磐田戦を最後に勝てていない横浜FMだが、どうも最近は横浜FMらしい力強さに欠けているように思う。広島戦、そして続く神戸戦はいずれも退場者を出して引き分けに終わった。退場者を出したり、劣勢を強いられる中でも、しっかり勝ち点3を取ってきたのがこれまでの横浜FMだが、その「しぶとさ」がなくなってきている。C大阪戦でもビハインドから追い付くまではいったが、あと1点が遠く、柏には0対1と不覚を取った。
この「しぶとさ」というのは実に不透明な言葉ではある。内容がよくなくても、結果が出ることで、そう形容されるようになるのだが、結果論と言えなくもなく、またその結果に対する運の占める割合は少なくない。ただ、もちろん、単なるラッキーの積み重ねでそう称えられるわけではない。それは、持てる性質の何かが反映された末に発揮されるもので、横浜FMに限って言えば、それはダイレクトプレーの意識統一の高さだ。だが、今の横浜FMからは、かつてほどの統一感が見られない。それがここ最近の結果にも現れ、ボールを支配するものの、勝負どころの鋭さに物足りなさを感じる。
一方、F東京も3試合白星から見放されているが、こちらは徐々にチーム状態が上向いてきている。石川が故障から復帰し、まだ数名ケガ人がいるものの、ようやくベストの布陣が組めるようになってきた。戸田が再び負傷したのは痛いが、馬場の台頭で穴を感じさせない。そして何と言ってもナビスコカップ準決勝の激闘がチームに勢いを呼んでいる。その興奮が冷めやらぬまま中3日で迎えた磐田戦では、これまで1勝しか挙げられていない天敵相手に緊張感を切らさず、白星こそ飾れなかったものの、きちんと自分たちの形を披露した。
横浜FMは浦和と引き分けたことで勝ち点差9のまま、残すところあと6試合で、浦和の今後の対戦相手を考えると、完全優勝は絶望的になったと言っていい。F東京も10ポイント差では、リーグタイトル獲得は荷が重過ぎる。残留を争うわけでもない両チームの戦いは、当然、今後を見据えたものになるだろう。横浜FMはチャンピオンシップ、そしてF東京は浦和とのナビスコカップ決勝戦だ。
となると、モチベーション的にはF東京のほうが高めやすいだろう。チーム初のタイトルが手の届くところにあり、決戦の日も迫っている。気持ちの持っていき方に迷いはないだろう。対する横浜FMは完全優勝がほぼ不可能になった現実を受け入れ、精神的に立て直さなければならない。年間王者を争う戦いも、もう少し先のことだ。最後のチャンスだった浦和との直接対決に勝てなかったことで気持ちが切れてしまう可能性もある。だが、3ステージ連続制覇の王者が無様な戦いは見せられない。
心の強さを見せるのは果たしてどちらのチームか。その戦い如何で今後の行方も見えてくるだろう。
以上
2004.10.22 Reported by スポマガ WORLD SOCCER
J’s GOALニュース
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