10月23日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第10節
神戸 2 - 2 広島 (19:04/神戸ウイ/12,495人)
得点者:'2 大木勉(広島)、'25 播戸竜二(神戸)、'47 ホルヴィ(神戸)、'73 大木勉(広島)
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この日唯一のナイトゲームということもあり、他会場の結果は少なからず選手の耳に届いていたことだろう。もちろん、残留を争う『柏対C大阪』戦が1-1のドローで引き分けたということも。であるならば、当然ながら同じく残留を争う神戸も、対する広島も、勝ち点3を得ることが残り試合を、気持ち的な余裕を持って戦うための大きなアドバンテージになることは分かっていたはず。
それだけにスタートから緊張感のあるゲームが展開されることを期待したが、蓋をあけてみれば、サッカーで最も危険とされる開始早々の時間帯、2分に、広島がコーナーキックを受けたMF駒野の放ったシュートがDF吉弘に当たり、それがうまくMF大木の前にこぼれてゴール。あっさりと広島が先制点を挙げる。
だが、神戸にとって救いだったのは、この広島に決められた先制点が、チームに緊張感がもたらされる『いい薬』になったということ。もちろん、先制されたことで戦いがより前がかりになったのもあるが、『目を覚ました』神戸は引き気味の広島に対し、両サイドを広く使った攻撃展開からゴールに詰め寄るシーンを数多く作り出す。
そんな中、同点弾が生まれたのは25分。左サイドからMFホージェルがあげたセンタリングを右ポスト前にいたFW播戸が右腰にあてて押し込みゴール。攻勢に出ることでリズムを引き寄せた神戸が、ようやく試合を降り出しに戻し、そのまま前半を終了する。
「次のゴールが試合を決める!必ず叩き込め!」とハーフタイムに選手に喝を入れたのは広島の小野監督だが、その『次のゴール』は、小野監督の思惑とは逆、つまりは前半とは逆に神戸に生まれる。
前半と同じく開始早々の47分。右タッチライン際、約22メートルの位置からMFホルヴィが蹴ったFKがそのままゴールに吸い込まれ神戸が逆転に成功。右ポスト前で広島のDFが触ったようにも見えたが、いずれにしても、MFホルヴィが絶妙の位置に放り込んだボールが神戸に待望のゴールをもたらすことになる。
以後も試合は圧倒的に神戸ペース。60分、FW三浦知良に代えてFW和多田を投入してからも、堅守から、そのFW和多田とFW播戸の2トップへと手堅く繋ぎ、ゲームを支配。ゴール前でプレーする時間帯が多く、あとはフィニッシュだけ、というシーンを何度も作り出すが、コーナーキックやフリーキックによるセットプレーも、和多田のロングスローも、追加点には繋がらない。
逆に広島は、ほとんど決定的なシーンを作りだせなかったにも関わらず、わずかながら得たチャンスを得点に結び付ける形で73分、MF右サイドからMF駒野があげたセンタリングをMF大木が阿多まで押し込み2-2の同点に。これにより再び試合を降り出しに戻された神戸は、防戦一方の広島に対し、ロスタイムを含めた残り約20分間、果敢にゴールを目指して攻め立てるも、1点は遠く。
後半だけを見ても広島の5本に対し、3倍となる15本のシュートを放った神戸だったが、結果的には効率よくシュートをゴールに結び付けた広島の守備網を破り切ることはできず。引き分けで試合を終了。神戸の『今世紀初』の3連勝の目論みは現実にはならなかった。
以上
2004.10.23 Reported by 高村美砂
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