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【J1-2nd:第10節 名古屋 vs 市原 レポート】度重なるアクシデントを乗り越えた市原が名古屋に2-0の勝利(04.10.24)

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10月23日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第10節
名古屋 0 - 2 市原 (15:04/瑞穂陸/10,753人)
得点者:'53 村井慎二(市原)、'80 阿部勇樹(市原)
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 試合終了後、名古屋のサポーターからはブーイングが沸き起こった。「どちらが勝ってもおかしくない試合だった」という言葉は名古屋の選手だけでなく市原の選手からも聞かれた。試合内容や決定機はほぼ互角の一戦だっただけに、サポーターは敗戦にもどかしいような悔しさ、やりきれない怒りを感じていたのだろう。
 
 両チームとも3-5-2のシステムで、がっぷり四つに組んだ立ち上がり。若干イージーなパスミスはあったものの、序盤は名古屋がやや優勢だった。前半18分にはマルケスのシュートがゴールポストのわずか横へ、前半19分には吉村圭司のスルーパスを受けたウェズレイのシュートがこれまたゴールポストのわずか横に外れるなど、立て続けに決定機を作る。さらに、その10分後にはウェズレイのシュートをGK櫛野亮がセーブし、こぼれ球がゴールラインを割りそうになるのをミリノビッチが必死にクリアという場面もあった。
 
 対する市原は、名古屋の縦に速い攻撃に押され気味になりながらも、前半12分の羽生直剛のシュート、前半22分の坂本將貴のシュートなどで名古屋ゴールに迫った。前半26分には巻誠一郎のポストプレーからサンドロがシュートを打つが、クロスバー直撃でノーゴール。そして、この直後に市原にとって最初のアクシデントが発生した。左サイドをオーバーラップしてパスを出した斎藤大輔が、左膝を押さえて動けなくなったのだ。プレー続行は不可能という判断で市原は選手交代を余儀なくされる。だが、ここでオシム監督は斎藤と同じDFの結城耕造ではなく、MFの水野晃樹を投入。右ウイングバックの坂本を斎藤が務めていたストッパーに下げ、水野を右ウイングバックとしたのだ。そして、この水野の積極的なプレーが次第に市原の攻撃を活性化させていった。
 
 0-0で迎えた後半。市原は「前半に怪我をしていて、このままプレーをさせたら今シーズンが終るまでプレーができなくなるかもしれない」(オシム監督)というサンドロに代えて結城をピッチに送り出した。しかし、結城はストッパーではなくボランチの位置に入り、前半の名古屋の攻撃のアクセントになっていたクライトンを徹底的にマーク。中盤で名古屋の攻撃の起点を封じにかかった。これで市原は勢いに乗り、後半8分、右サイドからの羽生のパスを左サイドで受けた村井がペナルティエリア内へドリブル突破。切り返して相手選手をかわして打ったシュートが見事に決まって、市原が先制点を奪った。

 名古屋は後半15分に中谷勇介に代えて平林輝良寛、後半33分に中村直志に代えて岡山哲也をピッチに送り出し、ひたすら前へ積極的に仕掛けていった。だが、後半35分、市原は水野のCKからニアサイドで名古屋の選手2人に競り勝った阿部勇樹がヘディングシュート。これが貴重な追加点となった。名古屋にしてみれば、ここ最近の試合でセットプレーからの失点が続き、守備面で最も気をつけていたはずのシーンだっただけに悔やまれる失点だった。

 ところがその直後、結城がこの試合2度目の警告を受けて退場し、市原は10人でのプレーとなってしまう。クライトンのマーク役がいなくなり、数的有利となった名古屋はここぞとばかりに猛攻を仕掛けた。だが、市原の選手の体を張った守備の前にゴールが奪えない。逆にちょっとしたミスから市原にボールを奪われてロングパスを出され、カウンター攻撃を食らってピンチを招く場面もあった。後半43分、GK楢崎正剛と1対1になった村井のシュートは楢崎がセーブ。名古屋はロスタイムの角田誠のシュートもクロスバーの上に外れてしまい、2-0で市原が勝利を収めた。
 
 この一戦より1時間遅れで始まった試合で浦和が勝ったため勝ち点差は縮まらなかったが、優勝争いへの執念をゴールという形で表した市原は浦和をピタリと追走。逆に名古屋は延期となっている1試合があり、浦和との直接対決をまだ残しているものの、タイトル獲得はかなり厳しい状況となった。

以上

2004.10.23 Reported by 赤沼圭子
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