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【J2:第39節 甲府 vs 福岡 レポート】福岡が昇格争いに踏みとどまる貴重な勝ち点3をあげる(04.10.23)

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10月23日(土) 2004 J2リーグ戦 第39節
甲府 1 - 2 福岡 (14:00/小瀬/6,088人)
得点者:'25 エジウソン(福岡)、'75 有光亮太(福岡)、'81 津田琢磨(甲府)
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甲府が連敗してJ1昇格レースから後退したが、福岡が連勝で昇格レースに顔を出したことで、興味深い対戦となった。

お互いに4-4-2で、それぞれのポジションがマッチアップする対戦の立ち上がりは、福岡が左サイドからの攻撃を中心に甲府陣内に攻め込んだ。左サイドDFのアレックス、左サイドハーフの宮崎、FWのエジウソンがスピードと個人技で何度も甲府のゴール前に切れ込んでいく。また、FWのエジウソンは前線で張るだけでなく、下がって中盤を作ることもあり甲府はマークに苦しんだ印象がある。

ただ、甲府も一方的に攻め込まれていただけではない。20分を過ぎてからはカウンター攻撃で何度かフィニッシュまで持ち込んだ。そして、流れが変わるかと思い始めた25分に、福岡の左サイドからの攻撃が実を結んだ。宮崎が上げた浮き球をエジウソンが決めて遂に均衡が崩れた。

シーズン終盤になってけが人が相次いでいる甲府は、この戦いに高卒ルーキー3人を投入していた。市立船橋高出身のGK佐藤、韮崎高出身のボランチ千野、横浜FMユース出身のボランチ鈴木の3人だ。このうち佐藤と鈴木は初先発で、3人が同時にピッチに立ったのも初めて。千野と鈴木の19歳コンビとなった甲府のダブルボランチの印象は、松永監督が「そこそこ」という表現をしたが、まさにその通りだった。プロの試合に慣れていない部分があるが、もう少し早く、激しくディフェンスをすることができれば、中盤の攻防はもう少し有利になったのではないだろうか。攻撃面などは才能がある選手たちなので、慣れてくれば本来の力が出せるはずだ。また、来シーズンを見据えるという意味では彼らの成長は甲府にとって非常に重要なことだ。

GKの佐藤は、後半75分に果敢に飛び出したシーンが判断ミスとなり有光に追加点を奪われてしまう。しかし、GKは練習でいくらクロスボールやハイボールの処理や判断を鍛えているといっても、練習ではゴール前に5人も10人も選手が入り乱れているという状況を作れない。そういう状況判断は試合でしか経験できないだけに、リーグ戦の経験が少ない若いGKは圧倒的に不利。「悔しいけど経験できたことがよかった」と佐藤が話したように、同じミスを繰り返さないようにしつつ、試合に出ることができる立場を守ることが大切になる。高卒ルーキー3人を先発させた甲府のチャレンジが、今後どんな変化をチームにもたらせるのか楽しみにしたい。

75分の得点で2-0とリードした福岡は、このまま無失点で勝ちきりたかったが、81分に津田のヘディングで失点。得失点差で3位の山形と競り合っているだけに後々痛い1点にならないように、次節はしっかりと得失点差を稼いでおきたいところだ。

ともかく、3位の山形と4位の福岡の勝ち点差は5(得失点差は1)。最終節で直接対決があるだけに、福岡からすれば、勝ち点差5を全て縮めなくても3(得失点差で上回っていれば2)でいい。残り5試合で勝ち点差3という数字は楽ではないが、1試合の勝ち負けで可能な数字。今後も福岡と山形の3位争いはJ2の興味を大きく引き付けることになる。

以上

2004.10.23 Reported by 松尾潤
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