10月30日(土)J2 第40節 湘南 vs 京都(14:00KICK OFF/平塚)
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意外に思われるかもしれないが、今季の対戦成績を振り返ると湘南が1勝2分(1-1、2-2、2-1)と京都に勝ち越している。現在下位に低迷してはいるが、上田監督が就任し天皇杯で初勝利をあげるなど調子は徐々に上向いてきている。しかし、上田監督就任後、まだリーグ戦では勝利を味わっていない。ここは相性の良さを生かし、リーグ戦初勝利をプレゼントしたいところだ。
その湘南は、上田監督が指揮をして7試合を消化。ようやくチームに上田流が馴染んできたものの、なかなか良い結果に恵まれずにいる。第38節の仙台戦では2点先制するも、リードを守り切れずドローとし、悔しい思いもした。現在、DFは村山、城定と主力を欠き、当初想定していた4バックを組めない状況にいる。しかし、そんな苦しい台所事情でも上田監督は「他の選手を使ういいチャンスだと思う」と逆にこの危機を楽しんでいるようだ。実際、右サイドバックには本来攻撃的ポジションをつとめる中町や加藤を起用し、ある程度やれるという手応えを掴んだ様子。やりくり上手は、これまでの経験が活きているようだ。
攻撃に目を移すと、FWの佐野と柿本のコンビネーションの熟成度が目を引く。チャンスメーカーとしての動きに磨きがかかった佐野は、左右に流れ、相手DFの裏を狙うなど多くの決定機に顔を見せるようになった。それに呼応するように柿本は前線で体を張り、シュートを放つ積極性を見せる。特に仙台戦での得点は見事だった。中盤から出たパスを受けた柿本は、DFを背負いながら瞬間的に右反転し、自らドリブルでゴールへ向かい得点を奪った。このシーンはまさに柿本の「狙っていた」形だった。
対する京都だが、川崎F、山形に連敗。開幕からJ1昇格を目指して戦ってきたが第39節終了時点で5位(勝ち点57、15勝12分12敗)と苦しんでいる。特に、前節3位山形との直接対決で負けたことで、勝ち点差は9と開き、昇格圏内の3位を狙うには厳しい状況となった。しかし、数字上まだ昇格の可能性が残っている現在、格下の湘南からはなんとしても勝ち点3を奪うために攻撃的にくることが予想できる。
その京都は、前節で退場処分を受けて出場停止となってしまった渡邉の右サイドに中央から熱田が入り、中央には司令塔タイプの中山を起用する布陣が予想される。中山のパスからサイドの熱田、美尾、そこから2トップの崔龍洙、原へとボールが入る展開になると湘南の急造DFは後手を踏むこととなるだろう。そうなれば、攻撃力の高い選手が揃う京都へ流れは一気に傾く可能性が高い。
そして、個人的にも最大の見所となりそうなのが左サイドの美尾と湘南の右サイドバック加藤の上がり対決。どちらがより多く攻撃に絡み、クロスを供給できるかが勝利への最大の近道のようだ。若い2人のガチンコ対決が楽しみである。
お互いに勝利を掴みたいのは明らかだが、明確なゲームプランを持ったチームが勝利を引き寄せる展開となるだろう。その意味では、現在も試行錯誤をしている湘南よりも、崖っぷちの京都の方にやや歩があるか。
以上
2004.10.29 Reported by 飯竹友彦
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