今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1-2nd:第11節 清水 vs 名古屋 レポート】均衡した一戦は、ゲームプラン通りに試合を進めた名古屋に軍配(04.10.31)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
10月30日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第11節
清水 1 - 2 名古屋 (15:04/日本平/8,230人)
得点者:'44 マルケス(名古屋)、'52 マルケス(名古屋)、'60 澤登正朗(清水)
----------
 試合内容はほぼ五分五分、点差もわずか1点だったが、ゲームプラン通りに試合を進められたかどうかという点では、勝った名古屋と負けた清水では大きな差があった。
 
 立ち上がりは両チームとも狙い通りのスタート。どちらもコンパクトな布陣を保ち、中盤でしっかりとプレッシャーをかけ合って、締まりのあるサッカーとなった。ボールポゼッションでは清水が少し上回るが、名古屋もネルシーニョ監督が「カウンターを狙っていた」と言う通り、マルケス、ウェズレイ、中村という前の3人を活かした鋭いカウンターを見せる。清水が11分に、チョのポストプレーから伊東がゴール前に飛び出して惜しいシュートを放てば、15分には名古屋のカウンターから中村が単独で裏に抜けてゴールに迫る場面を作る。さらに21分に、清水の右FKを平松が蹴り、こぼれ球から斉藤が決定的なシュートを打つが、これはGK楢崎が阻止。
 
 しかし、どちらも相手が守備体制を整えた状態ではなかなかチャンスを作れず、30分を過ぎたあたりからやや膠着状態に。名古屋はいったん攻撃を遅らせられると2トップを抑えられてなかなか攻め手がなく、清水のほうもチョに当てたボールがなかなかつながらず、サイドへの展開がうまくいかない。逆に言えば、守備のほうは両チームともほぼ狙い通りにできていた。

 このまま前半は0-0で終わるかと思われた44分、思わぬ形から均衡を破るゴールが生まれる。ペナルティエリア左すぐ外で得た名古屋のFK。このように角度のないところからでもウェズレイは直接狙うことがあり、清水のDF陣はゴール前をしっかりと固めていたが、その裏をかいてウェズレイが少しマイナスの低いボールを出し、そこに走りこんだマルケスがダイレクトできれいに合わせて先制点をゲット。
 
 後半は、清水がトップ下を久保山から澤登に代え、中盤にタメを作って攻撃の見直しを図る。しかし、後半7分に清水のスキをつくカウンターから右サイドの角田が裏に抜け出し、低いクロスからニアに走りこんだマルケスがきっちり2点目をゲット。これで2-0。清水にとっては、惨敗した前節東京V戦と同じような展開となった。
 
 だが、この日の清水は気落ちすることなく猛反撃に出る。後半12分に村松に代えてアラウージョを投入し、攻撃モードに切り替えた後の15分、2列目に下がった平松の左クロスからオフサイドぎりぎりで抜け出した澤登が、うまくGK楢崎を抜いて1点を返した。これで澤登は、Jリーグ元年から12年連続で得点という記録を作り、チームに勢いをつける。
 
 その後は、清水の左サイドからの攻撃がよく機能し、16分には高木の左クロスからのチョのヘッド、28分の高木の左クロス、36分の澤登のゴール左に飛び出してのシュートなど惜しいチャンスを作るが、名古屋DF陣の身体を張った守りとGK楢崎の好セーブにことごとく阻まれる。また、連敗中の清水に焦りがあるのか、攻撃が左に偏りすぎるなど、余裕のなさも見え隠れした。

 そして、終了間際にも両チームとも決定的なチャンスを作ったが、そのままスコアは変わらず2-1で試合終了。名古屋にとっては1カ月ぶりの勝利、清水にとっては年間順位という意味でも非常に痛い3連敗となった。
 
 清水としては、前半から手応えのある内容が見られ、後半の怒濤の反撃はスタジアムを大いに盛り上げたが、それだけに簡単に与えてしまった2失点が非常に悔やまれる。これでは、自分たちでゲーム展開を作っていくのはむずかしいだろう。
 
 逆に名古屋のほうは、ほぼ狙い通りのゲームができたことを、監督も選手も試合後に満足げに語った。「今日は最後まで集中を切らさずに守りきることができたのが大きかった」(古賀)というように、精神面での課題もクリアした。こういう試合をステージ終了まで続けていくことが、今の名古屋にとって大事になるのではないだろうか。

以上

2004.10.30 Reported by 前島芳雄

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着