11月6日(土) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第12節
柏 0 - 2 東京V (14:01/柏/10,059人)
得点者:'12 森本貴幸(東京V)、'25 森本貴幸(東京V)
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「心理的な部分が大きい。おどおどしていたり、負けられないから必要以上に慎重になったり」森本の2ゴールで2-0の敗戦。試合後の会見時、指揮官早野監督はそう話した。就任以来、選手の心理面のケア、メンタルからの立て直しを何より優先して行ってきた。その甲斐あってか、ここ6試合は負けがなく試合前日のクラブハウスでも自分達の練習に自信をもって試合に向かおうとする選手たちに会うことができた。「ボールをまわしてくる東京Vに対して冷静なマークの受け渡しと前線からの守備を。そして奪ってからのカウンターが重要」。攻守問わず選手たちはこう口を揃えた。意志の統一は図れているかに見えたのだが。
「いつものことしかできないですよ」試合前日の早野監督の言葉通り4-4-2の布陣。右サイドにゼホベルトがケガから復帰。スピードを持ったドリブラーの復帰に引いて守って右サイドからのカウンターと、このところ定着しはじめた戦い方で東京Vに挑むかと思われた。しかしながら、通常より高いディフェンスライン。「動き回る中盤に対しては惑わされずいつも通りゾーンで。その受け渡しさえしっかりしていれば大丈夫」と自分達に言い聞かせるようにディフェンダー陣は口にしていたのだが、蓋をあけてみればディフェンダー陣はその中盤に引きずられるように対応に追われる。「混乱した部分も確かにある」近藤直も素直に認めた。浅いディフェンスラインの裏を狙い続けた東京Vの攻撃に対応しきれず、結果少し下がり目にポジショニングした桜井とラインぎりぎりに張った森本に自由を与えてしまうこととなる。
立ち上がりから柏は相手フォワード、特に森本にゴールを狙われ続ける。2分小林大からのスルーパスを森本が持ち込みシュートを打つがこれはGK南が抱え込む。しかし、12分、16歳フォワードの2戦連続となるゴールを許してしまう。平野からの縦パスを森本が頭でエリア内右にいた桜井に渡す。柏は中盤につられディフェンスが整いきらない。そんな中桜井は素早く右足シュートを打つがGKが弾かれ、こぼれ球に詰めていた森本がゴール前左から右足でダイレクトシュート。「中盤からの流れでみんなでとった得点」と桜井は振り返った。
「まるで経験豊富な選手のようだ」と試合後アルディレス監督が目を細めたように森本の2点目は1点目とはまるで違う形から。25分、平野からの縦パスを「パラシオスが寄せてきたスペースにモリが走って」(平野)、エリア内左でドリブル。GKを冷静に交わし左足でニアに流し込んだ。結局4本のシュートを放った森本。「シュートの意識は前からあるが、シュートにどう持っていくかをイメージするようにした」と、このところの自分の変化を語る。
後半立ち上がりから、柏は積極的に選手交代にでる。ハーフタイムに谷澤を、後半57分には平山をゼホベルトに変え、66分には大谷に変え小林祐を入れ、得点を狙う。最後に出場した小林も「バランスよりも攻撃を」意識して試合に入るも得点には結びつかず、柏の後半はなんとシュート1本に終わる。一方東京Vも後半は攻撃が低調。双方得点なく2-0のまま試合は終了する。
結局最も意識していたディフェンスが、警戒していた相手中盤に崩されての敗戦。勝ち点を得られず試合を終え、「次のゲームまで、インターバルは短い。今日のショックを心と体から取り除きたい」と早野監督。次節は延期になっていた新潟との対戦が中3日で待っている。柏にとっては何が何でも負けられない日々が続く。
以上
2004.11.06 Reported by 了戒美子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1-2nd:第12節 柏 vs 東京V レポート】森本の2ゴールで東京Vが会心の勝利!(04.11.07)
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