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【天皇杯4回戦:川崎F vs 神戸 プレビュー】川崎Fはケガ人続出。神戸はJ1の先輩としての力を見せつけたい。(04.11.13)

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11月14日(日)第84回天皇杯全日本サッカー選手権 4回戦 川崎F vs 神戸(13:00KICK OFF/等々力)
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 史上最速のペースでJ2からの「卒業」を決めた(正式決定は理事会での承認後)川崎Fは、その反動というわけでもないが多くのケガ人を抱えてしまっている。その中でも特に気になるのが守備陣だ。41節終了時点でリーグ最少失点の守備を作り上げた最終ラインの3人のうち、伊藤宏樹と箕輪義信が戦線を離脱。この神戸戦ではレギュラーメンバーの寺田周平とともに佐原秀樹、谷口博之の出場が有力視されている。
 川崎Fの最終ラインは、左右のストッパーが相手のFWに食らいつき、こぼれてきたところを寺田がカバーするという守備を見せてきた。つまりストッパーの力量が守備の安定感に直結するのである。それだけにレギュラーのストッパーが2人とも欠場する事に一抹の不安がある。ただし逆の見方をすれば今回出場が予定される佐原、谷口はその力量を監督にアピールする絶好のチャンスだとも言える。彼らはシーズン中も何度かの出場経験を持っており、変な緊張はしないだろう。

 もちろん、神戸にとってはこの2枚が狙い目なのは間違いない。神戸は播戸竜二と三浦知良(カズ)の2トップが予想されるが、J1 2ndステージ第12節の鹿島戦で見せた播戸からカズへとつないで決めた1点目の場面のように、播戸のスピードとがむしゃらさでDFを引きつけた裏側にカズを走り込ませたいところだ。
 
 川崎Fのケガ人は上記の2人にとどまらない。アウグスト、長橋康弘という左右の両ウィングバックも欠場の予定だ。このポジションで代わりに出場すると思われるのは、木村誠、飛弾暁、塩川岳人といった選手。3人とも左右での出場が可能で、相手との力関係やチーム内のコンビネーションから総合的に判断して、先発メンバーが決められそうだ。
 
 シーズンを戦ってきた11名のうち、4名が不在という状況だが、川崎Fの士気は高い。関塚隆監督は「今、出られるベストメンバーでやるんだから、指揮官が不安だとは言えないでしょう」とレギュラーシーズンと変わらないモチベーションでの試合になる事を表明している。
 川崎Fとすれば来季から予定されているJ1での戦いを前に、現在J1で戦うチームとの対戦は自分たちの力を試す絶好の機会だと言える。特に神戸は、2ndステージ第12節終了時点で年間順位11位につけており、力関係を試すには絶好の相手だと言える。関塚監督に妥協はない。この試合に向けて選手たちを集中させ、コンディション調整をしっかりと行ってきている。口には出していないが、この試合を勝ち抜けば5回戦では古巣鹿島との対戦が予想されており、それを実現させたいはずだ。

 一方の神戸だが、J1の先輩としての貫禄を見せたい試合となる。出場停止で直前の鹿島戦を欠場した土屋征夫が復帰するのはプラス。ただし引き続き北本久仁衛が出場停止となっており、ベストメンバーでないのが気になる。ご存じの通り川崎Fは強烈な攻撃力を持っており、これをいかにして止めるのか楽しみなところだ。神戸とすれば手負いの川崎Fが相手なだけに、自分たちの戦いをすれば勝機は見いだせるはず。ただし、ビジターチームとしてのハンディを背負っての戦いは難しいものになるだろう。特に川崎Fの今季ここまでのホームゲームでの勝率の高さ(21戦19勝2敗・天皇杯を含む)は嫌なデータだ。神戸とすれば、レギュラー不在の川崎Fの両サイドをいかに攻略できるのかがポイントとなる。左右のホージェル、朴康造と、トップ下の薮田光教とのコンビネーションでどこまで川崎F守備陣を崩せるのか、注目したい。

 さらにもう一つポイントを上げるとすれば神戸・ボランチ、ホルヴィの精度の高いキックだろう。時には、中盤の底からのパスで劇的に局面を変え、また時にはタイミングを見計らって前戦に顔を出し決定的な仕事ができる選手だ。神戸の攻撃の起点を作ってきた選手だけに川崎Fは彼を抑え込む必要があるが、そのために中村憲剛を張り付かせてしまうのは中村の攻撃力を生かせなくなりかねないという意味で疑問符が付く。
 川崎FはJ2でのリーグ戦をジュニーニョ、マルクス、我那覇和樹を同時に起用して結果を出してきたが、これが攻撃的なボランチが存在するJ1のチーム相手に通用するのか、という興味がわいてくる。セオリー通りであれば、ホルヴィのポジションを考えてトップ下に守備のできる選手を置きたいところ。ここでまた、川崎Fのケガ人の多さが障害となる。トップ下で守備、といえば今野章だが、彼はケガで欠場が確実。またボランチの鬼木達、同じくボランチでの起用も可能な相馬直樹といった選手たちもケガを負っており、川崎Fは選手のやりくりに頭を悩ませざるを得ない状況だ。

 5回戦進出をかけた戦いは、戦力的には神戸が、ホームゲームという意味では川崎Fが有利。さて、勝利をつかむのはどちらになるのだろうか。

2004.11.13 Reported by 江藤高志
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