11月13日(土) 第84回天皇杯4回戦
清水エスパルス 0 - 1 大宮アルディージャ (13:00/日本平)
得点者:バレー(大宮)
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スコアは最少の1−0。押している時間は清水のほうが長かったし、何度かあったチャンスを清水がひとつでも決めていれば、どちらに転ぶかわからないゲームでもあった。しかし試合後は、大宮の完勝という印象ばかりが残った。
立ち上がりは、「個々のクオリティはJ2とは違う」(大宮・三浦監督)という清水が主導権を握る。前からプレッシャーをかけ、こぼれ球も拾って大宮を押し込むが、スペースをよく消してバランス良く守る大宮の守りを崩しきるところまでいかない。そんな形で時間が経過するうちに、大宮のボールが徐々につながり始め、24分に左サイドの久永のクロスからバレーがフリーでヘッド。これは惜しくも右に外れるが、大宮のほうが先に決定的なチャンスを作り、このあたりから試合の流れが変わってくる。
その後は、逆に清水のほうがパスの出しどころがない状況になり、トップのチョがあまりボールを触れなくなってくる。チョを含めた前線の選手の動きも少なく、ポストプレーを使いながらの確実なビルドアップができないため、自然にロングボールが多くなる。このあたりはまさに大宮の狙い通りで、単純なロングボールは、トニーニョと平岡の長身センターバック・コンビが難なく弾き返す。
試合の流れがこのように大きく大宮に傾いていく過程で、先制点も生まれた。28分に右SB斉藤の長いスルーパス1本でバレーが縦に抜け出し、そのままスピードでDFを振り切って、冷静に右足のシュートを決める。清水の側から見れば、最近の試合で目立つ淡泊な失点だった。前半は、その後も大宮ペースのまま終了。
後半は、清水がDF池田に代えてボランチの杉山を入れ、戸田を最終ラインに下げて、立ち上がりから攻勢に出る。戸田が下がって後ろからのボールの質が良くなり、杉山も機能して前半よりもパスがつながり始め、3分のチョのヘディングシュート、10分の久保山のシュート、17分の左CKからのチョのヘッド、28分の杉山の強烈なミドルシュートなど、何度かチャンスを作るが、GK荒谷の好守にも阻まれてシュートが決まらない。
そうした流れに対して、大宮の三浦監督は、21分にバレーに代えて西村を投入し、清水に狙われていた最終ラインとボランチの間のスペースを埋めるなど、的確な修正を見せる。その後も、ボールポゼッションでは清水が上回ったが、大宮の守備陣があわてる場面は少なく、バランスを大きく崩すこともなく、粘り強く清水の攻撃をしのいでいった。
ロスタイムにも、澤登の左クロスを斉藤が頭で折り返し、平松が飛びこむという決定機を清水が作ったが、このシュートも上にふかしてしまって万事休す。大宮が最後まで集中を切らさずに1点を守りきって、堂々と5回戦(相手はF東京)にコマを進めた。
プレビュー記事では、つい「J2大宮の勢いが上回るか」というありきたりなフレーズを使ってしまったが、その言葉はお詫びとともに訂正しなければならない。今日の大宮は、自信と冷静さを持って90分間自分たちのサッカーを貫き、ゲームプラン通りにJ1の清水に完勝。その姿には、「勢いで勝った」というイメージはまったくなかった。
一方、2度目の天皇杯制覇の夢が早くも消えた清水のほうは、「コーチングの声が少なすぎる」と戸田が嘆いたように、チームに一体感が見えてこないという意味で、ちょっと症状が重そうだ。今年はあとリーグ戦の3試合のみとなったが、残留争いの直接のライバルであるC大阪と柏との試合も控えている(あと勝ち点3でJ1残留が確定)。
以上
2004.11.13 Reported by 前島芳雄
J’s GOALニュース
一覧へ【天皇杯4回戦:清水 vs 大宮 レポート】ボール支配では上回るも、大宮の術中にはまった清水。天皇杯初戦で敗退(04.11.13)
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