今日の試合速報

ACL2
  
ACL2

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第42節 仙台 vs 山形 プレビュー】今季最後の東北ダービー。「越えなければならない壁」を山形は越えることができるか?(04.11.19)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
11月20日(土)J2 第42節 仙台 vs 山形(14:00KICK OFF/仙台)
-リアルタイム速報はこちら-
-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
----------
 山形vs福岡。よりによって最終節に用意されたこのプレーオフ争い直接対決こそが、今季の山形の命運を決める大一番となる…一般的にはこうした認識であると思うし、もちろんそう思うのは至極当然だ。ただ、これまでの仙台と山形との「廻り合わせ」を眺めてきた経験に照らし合わせれば、決してそうは思わない。変なプレッシャーをかけるわけではないが、山形にとってはこの仙台戦こそ「昇格を目指すならば越えなければならない壁」という気がしてならない。

 残り3節という状況で迎えた今季最後の東北ダービー。たとえ山形の悲願に無慈悲な横槍を入れることになろうとも、自らの誇りを示す必要がある仙台と、3年ぶりにたぐり寄せた昇格のチャンスを再び無に帰さないために、ホームチームの誇りなど踏み越えて進まなくてはいけない山形。両チームの間に、妥協点など存在しない。今季ここまで3度の対戦は全てドローで終わったが、今回は仮に結果がドローになったとしても、山形にとっては限りなく負けに近い引き分けとなるのだろう。ダービーマッチという、特にメンタル面での不確定要素も加味され、高いテンションは約束されているかのようなこの試合は、どのような様相を呈するのか。

 前述の事情、それから関係者の話を踏まえれば、基本的には山形の攻勢で進み、ホームではあるが仙台は手堅い試合運びを狙うことが予想される。仙台を率いるベルデニック監督の「読み」はこうだ。「山形は是が非でも勝ち点3を獲りに来なくてはいけないはず。しかし仙台は、勝ち点3を奪うことに関してのプレッシャーは少ない。それは裏を返せば、仙台は必ずしも、山形が負うほどのリスクを背負う必要がないということだ」
 
 もちろん時間帯や流れによっては、ベルデニック監督が今でも「今季の仙台で最高のサッカー」と自負する、第3クールでの山形vs仙台の前半(仙台が開始23分で2点のリードを奪った)のように、ショートパスで素早くボールを動かした上で、しっかりと攻めを組み立てることも狙うというが、やはり基本はここ数節、そして天皇杯のF東京戦でも見せた、自陣のスペースを人数をかけてしっかりと消した上での、時間と手数をかけないカウンターアタックになるだろう。
 
 一方、山形の攻めはどうか。これもベルデニック監督の分析を引用しよう。「後方からでも高さのある前線の二人、大島と梅田目掛けてロングボールを入れてくる。それに対しDFがしっかりとクリアできるか。また仮にこぼれた時に中盤が確実に拾えるかが重要」
 
 言葉にするのは簡単だが、山形の前線はそれを完遂する強さと高さを持っている。中でもポストプレーに注目するとすれば、浦和から9月上旬に加入した梅田だろう。ゴールこそ2ゴールということで、得点における貢献度はJ2日本人トップスコアラーの大島に及ばないが、彼が高さを活かしポストプレーに奮闘することで、山形は引いて守る相手をこじ開ける術を得たのだ。この試合でも制空権争いに勝利できれば、そこから拾ったボールをサイドに展開することで、星と宮沢の両サイドハーフをより活かすことができる。
 
 仙台側からしてみれば「防空」に関しては、代表の試合が行なわれたマケドニアから本日帰国予定のセドロスキーを起用できるか。万全ではないことは想像に難くない彼の体調が守備の鍵を握る。

 山形が空中戦からゴールをこじ開けるのが先か。それを跳ね返した仙台が「地上戦」で山形ゴールを急襲するのが先か。引き分けを許さないある種異様なムードとなるであろう仙台スタジアムで、その答えは明かされる。

 最後に、話を冒頭に戻したい。なぜ山形にとって、この試合が重要なものとなるのか。それを説明するには、仙台が昇格した2001年まで、話を戻す必要がある。あの年の第4クール、山形ホームで行われた同対決。昇格が現実味を帯びていた仙台を後押しするべく関山峠(宮城と山形の県境にある峠)を越えた仙台サポーターは、12,203人の観衆の中で7,000人とも8,000人とも言われている。張り詰めた雰囲気で行なわれたアウェーでのダービーを、仙台はしっかりと0-2でものにする。そして詰め掛けたサポーターと共に、巨大なプレッシャーを克服した仙台に、最終的に昇格の座が舞い降りた。
 
 今回、山形から見れば、当時の仙台と状況が酷似していることに、皆さんお気づきだろう。ダービー、アウェー、目の前に迫った昇格へのチャンス。山形は今節の苦しみを越えてこそ、昇格が見えてくるはず。今季最後の東北ダービーはどちらが制するか?注目の一戦は11月20日、14時仙台スタジアムでキックオフされる。

以上

2004.11.19 Reported by 佐々木聡
------------
《仙台データ》
対戦成績表
スタジアム別通算勝敗表
天候別勝敗表

《山形データ》
対戦成績表
スタジアム別通算勝敗表
天候別勝敗表

《2004 Jリーグ ディビジョン2》
チーム別集計結果
時間帯別得失点
状況別勝敗
GK防御率
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2026/05/17(日) 00:00 ハイライト:水戸vs東京V【明治安田J1百年構想リーグ 地域リーグラウンド EASTグループ 第17節】