11月20日(土)J2 第42節 鳥栖 vs 京都(14:00KICK OFF/鳥栖)
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最近、サッカーや試合よりも経営問題がクローズアップされてしまっている鳥栖。松本監督は当初から首尾一貫として現場に問題を持ち込ませず、選手たちには「(現場は)結果を出すことで会社を救うことが出来る」として、サッカーに集中するようにと唱えてきた。自分の所属チームの騒動に心穏やかにいられる訳はないが、現場での主役は選手たちである。経営問題は暫く混迷が続きそうな気配、ならば、せめて残り3試合のリーグ戦はサッカーに没頭・集中し、勝利を追求する環境を自ら作り出す努力をしてほしい。そして何より、サッカーチームを擁する会社としての一日も早い安定を願うばかりである。サポーターの皆さんも心穏やかでない日々が続いていると思うが、是非とも選手たちと一緒に戦い、勇気と力を分かち合ってほしい。
敗戦のたびに松本監督は「最後は個人の能力の差」を挙げており、補強や強化をフロントに促してきたが、それがままならない以上は組織力で勝負するしかない。しかし、この時期に及んで、プレーへの迷いが生じる時がある。ミスを恐れるがあまり、思い切ったプレーに及ばず、ミスを重ね…という場面が目立つ。戦術という大げさなものではなく、ごく単純な約束事でもいい、選手たちが自信を持って確実に遂行できるものがほしい。
その点に於いては、京都は好調とみていいだろう。柱谷監督は連敗・大敗の後にシステムを変え、正確性と自信を選手たちに取り戻させた。
鳥栖のキーマンとして挙げたいのが、佐藤大。引き分けた札幌戦・敗退した天皇杯G大阪戦ともに、切れのよい動きと得意のドリブル突破でチャンスを作り、『不振』と言われ続けた攻撃陣に活気を与えている。上背はなくとも『動き』で役目を果たせるだけに、パートナーとなるもう一人のFWの呼応、サイドからの正確なクロスボールが決め手となるだろう。コンスタントに出場している高橋のクロスを松本監督は高く評価しているが、時折、『ルーキーの遠慮』が生じるのか、パス出しのタイミングが遅れるため、先輩たちからは自信あふれるプレーと、チームの一員としての責任を期待されている。鳥栖は10月下旬あたりから怪我人や出場停止でメンバーが入れ替わっているが、そろそろ小石と復帰を果たすかもしれない竹村とともに、4バックに変更した京都のDFの裏への飛び込みで京都ゴール前を脅かすことになるだろう。
京都は、ボランチの石丸・斉藤が安定している。サイドからのアタッキング、三上のオーバーラップともタイミングよく絡み、攻撃の起点を作り出している。連動という点では京都は磐石。後半に運動量が落ちて失速…という事態を招かないためにも、自分たちのテンポでボールを回すことが出来れば、鳥栖の厳しいマンマークも怖くないだろう。天皇杯では黒部が怪我から復帰、FWに枚数が確保できそうだ。
残り3試合となったリーグ戦だが、今節に関しては『消化試合』どころか、両チームにとってまさに『瀬戸際の攻防』となる注目の一戦である。京都は他力本願ではあるが3位以内への可能性をわずかながら持っているだけに、自ら引き分け以下で崩れるわけにはいかない。鳥栖も1桁台の順位を目指すにはこれがラストチャンス。
両チームともに天皇杯では善戦・惜敗。手ごたえはまだ手中に熱く残っている事だろう。カップ戦と同じ緊張感がみなぎるこの一戦、天皇杯での柱谷監督のコメントを借りるならば「サッカーは内容で決まるのではなく、多く点を取る、または相手に得点を与えないほうが勝つ」のである。冷めている暇などない。今節は特に、闘志を熱く燃やした方が勝者となるはずだ。
以上
2004.11.19 Reported by 壽山知里
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《鳥栖データ》
・対戦成績表
・スタジアム別通算勝敗表
・天候別勝敗表
《京都データ》
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・スタジアム別通算勝敗表
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《2004 Jリーグ ディビジョン2》
チーム別集計結果
時間帯別得失点
状況別勝敗
GK防御率
J’s GOALニュース
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