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【J1-2nd:第14節 広島 vs 大分 プレビュー】リカルド不在の広島DF陣。大分のカウンターを跳ね返せるか?(04.11.23)

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11月23日(火)J1-2nd 第14節 広島 vs 大分(15:00KICK OFF/広島ビ)
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 「前節の2失点は、僕の責任です」
 
 下田崇は、はっきりとそう言い切った。あの場面でディフェンスを集中させていれば、防げた失点だ。下田は、そう言いたかったのだ。

 磐田戦で3-2と勝利し、J1残留を決めた広島ではあるが、課題である「我慢できない時間帯の解消」という部分は、まだ解決できていない。そして、今節の広島の対戦相手・大分は、その一瞬の集中の途切れを巧みについて、得点をあげてくるチームだ。

 大分と広島とは、ファーストステージで1度対戦した後、夏の中断期間中にプレシーズンマッチでも戦っている。結果は、1-2・1-1と、広島の1敗1分。そして、広島の3失点はいずれも自分たちが集中を切らせてミスを犯し、そこをつかれて一気にカウンターで攻め込まれて失ったもの。たとえ、ゲームを支配していたとしても、一瞬の隙を見せればマグノ・アウベス中心のスピードのある攻撃にさらされ、失点の憂き目を見てしまう可能性が高い。
 
 さらに、勝負どころで出てくる高松大樹の存在。「あいつが出てくると、大分はさらにロングボールでシンプルに攻めてくる。ゴール前で力を発揮してくるタイプだし、警戒しないといけない」と森崎和幸も語っているとおり、高松の存在があるだけで、たった一本のロングパスで局面を代えてしまう。これまでの試合でもそうだったが、安易なミスや集中の途切れは、高松登場後の大分には絶対に禁物だ。

 広島は、リカルドが今節は出場停止。確かに、「ビルドアップやカバーリングの部分で、彼の不在は痛い」(小野監督)。しかし、前節も含め、集中を欠いたプレイでリカルドが失点に絡んでいるのも一方の事実。セカンドステージ、決して状態のよくない彼の不在は、逆に彼以外の守備陣が存在感を見せる絶好のチャンス、とも言える。むしろ、よりチーム全体の集中を高める、という部分では、いいきっかけとなるかもしれない。

 リカルド不在をカバーする候補の一人、西河翔吾は「コンディションは問題ない。コミュニケーションもとれているし、小村さんがよく声をかけてくれるので、やれると思う」と闘志を見せている。「明日出場するDFがしっかりと守って結果を出すことで、リカルドが新しい闘志をかきたててくれるようになれば、最終節の浦和戦での選択肢が一つ増えることとなる。そういう状況にもっていきたいですね」と、小野監督。大分のカウンターを跳ね返し、しっかりと守り勝つことで、さらに選手層の厚みを増し、リカルドへの刺激になればいい、ともくろんでもいる。

 磐田戦での2ヶ月ぶりの勝利で、広島の選手たちの雰囲気は確かに明るくなった。J1残留も決まり、最低限の目標も達成した。しかし、ここまで勝てない状況下でも、常に励まし、声援を送り続けてきてくれた地元サポーターのためにも、ホーム最終戦はどうしてもいい内容で勝利したい、というモチベーションが強い。
 
 「今度こそ、完ぺきな形で勝ちたいですね」下田の言葉は、選手全員の闘志を、代弁している。

以上

2004.11.22 Reported by 中野和也

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