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【J2:第43節 札幌 vs 大宮 レポート】昇格内定後も大宮の連勝は止まらない。札幌はJ2最下位確定(04.11.23)

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11月23日(火) 2004 J2リーグ戦 第43節
札幌 0 - 1 大宮 (13:02/札幌ド/19,873人)
得点者:'1 バレー(大宮)
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今季開幕戦(3月13日・甲府戦)の18,308人を上回る19,873人と、ホーム最終戦にして今季最多の観客人数に囲まれた札幌は、左右のサイドを突破口として、幾度も攻めた。
左からは和波を軸に、権東、西嶋がポジションチェンジを繰り返して押し上げる。右では天皇杯も含めて4試合連続出場の岡田がサイドからペナルティエリアへの侵入を図る。
前線では堀井がくさび役としてよく後方からのボールをとらえて、周りの選手に託した。そして、左右あちこちを走り回ってパスを受ける砂川のドリブルも効いていた。
ときには大宮が4−4−2のスリーラインをコンパクトに狭めて、その中でトライアングルを形成してパスを回し、トゥット、バレーの強力な2トップに渡して勝負、という局面も、特に前半にはしばしばあった。が、札幌のDF陣が先に動いて、ラストパスが飛ぶ先にある危機をつぶす。最後までよく集中が続いていた。

でも、試合開始わずか1分で失点という事実を、札幌は最後まで帳消しにできなかった。
キックオフ早々の岡田の突破を食い止めた大宮が逆襲、ボールは前線へ渡る。バレーからトゥットへパス。左右を挟まれながらグイグイいくトゥットのドリブルを札幌は止めきれない。そして「DFがぶつかってきて倒れながらのシュートだった」(トゥット)と一見グラウンダーの斜めのパスに見えたトゥットからのボールは、札幌DFが伸ばす足も届かず、バレーへ。そして、今度は正真正銘のシュートが叩き込まれ、大宮が先制。

前半10分すぎから札幌は、失点ショックが消えたかのように冒頭に記した攻勢を始めるが、スコアは動かず。4バックの左右の隅では札幌にボールをもたせることが多かった大宮だが、ゴール前中央のエリアではさすがに厳しかった。奥野、トニーニョのセンターバックやMFディビッドソンといった不動のベストメンバーが昇格内定後のこの試合も出場。長身の彼らががっちり立ちふさがり、クロスを弾く。

後半。点を取りにいく札幌が先に動く。後半13分に権東から田畑、その3分後に金子から上里と時間差をつけて中盤の底を総入れ替え。前線とサイドに加えて優位となるエリアを中央にもう一つ築こうとした。
だが、田畑に背後の守備のサポートを受けて存分に攻めの駒となるべき上里が、試合の波に乗れずじまい。ドリブルからパスへの転換も、大宮の寄せのスピードに対処できず、しばしば断ち切られる。最後のカード、FWを相川から清野に入れ替えても、大きな変化にはならなかった。

ロスタイム3分の間も、リードしている大宮の時間稼ぎというのはほぼなかった。それだけ札幌が相手陣内へ押していた。シュート数も大宮4本に対し札幌10と多かったのだが、それでも大宮のゴール前の壁はとうとう崩れなかった。
「後半は、しっかり守っているものの相手のマイボールの時間帯が長くて、そこを修正できないまま後半が終了した。ただ、勝つことにこだわって試合をしようと試合前に選手に言いましたので、結果には満足しています」
三浦監督のこうしたコメントにあるように、この日の大宮は上位チームならではの、だめならだめなりに試合をコントロールしようという上手い「いなしかた」ができたというところ。かくしてリーグ戦連勝を12に、合間の天皇杯2試合を含めると公式戦14連勝と伸ばした。

一方、11位の湘南との勝ち点差を4から縮められず、最終節を前に今季最下位が確定した札幌。ミスなく攻め続け、ピンチも前半の失点シーンと後半に一度、左の久永から中央の金澤に渡ってシュートという局面くらいということで、内容的には善戦と見なすことも十分できる。
でも、もうちょっと、が届かない。届かないまま、勝ち点を掌から落とす。その繰り返しが、最下位という憂き目になった。試合後の会見でも、そして毎日の練習後の報道陣の囲み取材でも続く柳下監督の厳しい苦言は、戦力ベースができかかっているという現状に満足せず、常に次できることを選手に追求してほしいという切望を表しているのだろう。

以上

2004.11.23 Reported by 永井謙一郎
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