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【J2:第44節 仙台 vs 横浜FC プレビュー】開幕時から両チームがどう成長したか?一年で得た収穫が試される一戦(04.11.26)

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11月27日(土)J2 第44節 仙台 vs 横浜FC(14:00KICK OFF/仙台)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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 今季のJ2、最終節のカードは、開幕カードのホームとアウェーをそのまま入れ替えた6試合となっている。長い1シーズンを経ている内に、チームは当然のように変化するもの。開幕戦の相手と最後に再び対戦することで、今シーズン、自分たちのクラブに起きた変化を強く感じられる。試みる戦術、システム、そしてそこで起用される11人の選手たち…開幕当時のチームと比べているうちに、様々な感慨にふけることができる気がする。

 ということで今回のプレビューは、開幕時の比較という視点でお送りしたい。仙台はアウェーでの開幕戦を4-0という惨憺たるスコアで落として以降、シーズンの序盤戦で低空飛行を強いられることとなってしまった。この開幕ダッシュの失敗がその先の昇格争いにも暗い影を落とすことにはなるが、この時期の試行錯誤が、結果的に来年以降の仙台を背負うであろう若手選手の起用につながり、その意味で今季の仙台は、不振を対価にして大きな財産を得たシーズンとも言える。
 
 第1クール中盤から中核選手として働くこととなった萬代、中田、梁のルーキー三人は、第2クールに躍進を見せた仙台の中で大車輪の活躍。また第4クールには、序盤ケガで出遅れた関口がついに才能を開花、縦に早いカウンターサッカーへと方針転換したチームにおいて自分の居場所を確保した。さらに彼らルーキーのみならず、復帰戦を2ゴールで飾った中原と、シーズン中盤はポジションを失ったものの、たゆまぬ努力の末に第4クールに再びメンバーに返り咲いた菅井など2年目の選手も台頭。
 
 今シーズンの仙台は、そのまま彼ら若い選手の苦悩と成長のシーズンであるとも表現できる。ホーム最終戦、仙台にとって激動のシーズンとなった今季が決して無駄ではなかったことを証明するためにも、仙台は彼らの躍動によって勝利を掴みたい。
 
 一方の横浜FCは、ケガなど不可抗力の理由で、開幕当初のチームを引っ張ったジェフェルソンなど数名の選手は入れ替わったものの、大幅なメンバー変更や戦術の変更を行なうことなく今シーズンを戦ってきた。
 
 オフサイドトラップを多用し、ひたすらに高いDFラインを維持するやり方は、時折大量失点を招くこともあったがそれでも一つの形として機能したし、また、高く強いセンターラインと、速く運動量の多い両サイドという組み合わせは、チーム編成においても非常にバランスのとれたものだった。
 
 このやり方を、横浜FCはシーズンを通じて行なってきた。同時に得点力不足もシーズンを通じて解消というわけにはいかなかったが、それでもチームとして大崩れしなかったのは事実である。これはすなわち、開幕前からチームが目指していたコンセプトが非常に強固であったことを意味しているわけで、横浜FCは大いに誇っても良い点だろう。

 チーム全員に浸透したコンセプトを、一年を通じて熟成させてきた横浜FCと、シーズンを通じて細かなモディファイを重ねてきた仙台の対決というのも、好対照であり非常に興味深い。
 
 隣県で行なわれている山形対福岡に比べれば、かかっているものの重みや周囲の注目度は高くないだろう。ただ愛するチームがこの一年で得た収穫が試されることを考えれば、少なくとも両チームのサポーターにとっては、決して見逃せない最終戦である。

 最後にこの試合で、両チームをこれまで背負ってきた二人のDFが現役を退く。
 
 渡邉晋選手は2001年に仙台に加入し、その年の昇格に大きく貢献。J1昇格後は大量補強もあって出場機会自体は激減するが、スタメン選手の出場停止などの際には、レギュラー陣と比較しても何ら遜色の無い、質の高い守りを見せていた。今季は新たに主将を務めたものの、第2節京都戦でのケガが長引きシーズンのほとんどを欠場。今回の引退も、結果的にこのケガが引き金となり、まだ31歳と若くしての残念な引退となった。
 
そしてもう一人は横浜FCの眞中幹夫選手。横浜FCが産声を上げ、新JFLに参戦した99年から所属している選手ということで、今回の引退報道にはサポーターは格別の思いがあるのではないだろうか。また眞中選手と仙台にはちょっとした「縁」があり、97年にはベガルタの前身、ブランメル仙台に一年間所属していたことがある。そして眞中選手のJリーグ初ゴールもまた、2001年のJ2第2節、雨の降りしきる三ツ沢での対仙台戦で、0-1と敗戦濃厚だったロスタイムに突き刺した強烈かつ見事なダイレクトのミドルシュート。最終戦の相手が仙台というのも面白い。

二人とも間違いなく、双方のクラブの歴史を彩る選手。起用されるか否かは未定だが、最後の勇姿を見逃さないためにも、ぜひ仙台スタジアムへ。

以上

2004.11.26 Reported by 佐々木聡

《仙台データ》
対戦成績表
スタジアム別通算勝敗表
天候別勝敗表

《横浜FCデータ》
対戦成績表
スタジアム別通算勝敗表
天候別勝敗表

《2004 Jリーグ ディビジョン2》
チーム別集計結果
時間帯別得失点
状況別勝敗
GK防御率
 
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