11月28日(日) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第15節
新潟 1 - 2 C大阪 (13:04/新潟ス/41,231人)
得点者:'35 大久保嘉人(C大阪)、'50 エジミウソン(新潟)、'86 大久保嘉人(C大阪)
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4万人の大観衆の前でJ1初年度のフィナーレを飾りたい新潟だったが、残留のかかったC大阪の執念に屈した。新潟は0対1で迎えた後半5分にエジミウソンのゴールで同点に追いつくが、後半41分に大久保がPKを決めてC大阪に勝ち越しを許した。セカンドステージは7位、年間では10位とまずまずの成績でフィニッシュ。試合後、反町康治監督は来季の続投を名言した。
試合終了のホイッスルと同時に、新潟スタジアムは今までにない空気が流れた。アウェー側ゴール前ではC大阪のメンバーが喜びを爆発させた。約300人のC大阪サポーターも歓声をあげる。ただ、賑わっていたのはこの空間だけ。スタジアムのほとんどは空虚な静けさに包まれていた。
両チームの指揮官の言葉にもその雰囲気は表れていた。「4万人を超えるサポーターに足を運んでいただいたのにこのような結果になって悔しいです」。新潟の反町康治監督はいつものように淡々とした口調ながら、無念さを隠さなかった。C大阪の小林伸二監督は「(残留を決めて)ホッとしています。集中して勝つことができてよかった」と、こちらは喜びを素直に表現した。
新潟は後半になって持ち前のスピーディーなサッカーが出始めた。エジミウソンのゴールは中盤でつないだボールをドリブルで一気に持ち込み、決めたもの。そのほかにも鈴木慎吾、寺川能人の左右MFがサイドを突破し、クロスを上げるシーンが増えた。後半になっても運動量が落ちず、自分たちの形をつくり続けた。
ただ、ゴールシーンは一度だけ。攻め込まれると、ペナルティーエリアまで入られる。後半41分の不運のPK。それも、その前の3分間、古橋、大久保らにゴールに詰め寄られるなど、相手に押し込まれた流れで取られたもの。「相手の方が動き出しが良かった。気持ちの入ったプレーをしていた」。鈴木慎吾が言うように、ギリギリの場面での気持ちの勝負で、相手に一歩譲っていた。
C大阪はボールへの執着心で一歩上回っていた。前半35分、C大阪は古橋の右コーナーキックに大久保がへディテングで合わせて先制点。3-4-3のシステムがバランスよく機能。ルーズボールを着実に前線に運ぶなど、前半は終始、敵陣でゲームを進めた。後半のPKにつながったプレーも大久保がシュートを狙いにいったものだった。
ここ3年間、新潟は最終戦で3連勝。勝てば3位の可能性もあった。何よりも4万人のサポーターに結果で応えたいという意識が強かった。「負けたのは自分たちの責任」(野澤)、「点は取れたが、勝てなかった。満足はしていません」(エジミウソン)。選手が敗戦の悔しさを口にするように、早々に残留を決めたものの、試合に対する気の緩みはなかった。C大阪は集中力を最後まで切らさなかった。
ホームで勝ちたい新潟のプライドと絶対に勝たなければならないC大阪の執念。勝敗は分かれたが、両チームの気持ちのぶつかり合いに差はなかった。
以上
2004.11.28 Reported by 斎藤慎一郎
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