11月28日(日) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第15節
浦和 1 - 0 広島 (13:04/埼玉/52,330人)
得点者:'51 田中マルクス闘莉王(浦和)
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すでにセカンドステージ優勝を決め、サントリーチャンピオンシップへの出場権を手にしている浦和が、ホームで1対0と広島を下して、最終戦を白星で飾った。
開始4分にDFネネが一発退場となるなど苦しい展開を強いられた浦和だが、51分、攻撃参加していたDF闘莉王が、相手DFの中途半端なクリアを拾った酒井のラストパスから見事な決勝ゴールをマークし、チームを勝利へ導いた。
リーグ最終戦ということもあって、この日浦和のホーム、埼玉スタジアムには5万2330人もの大観衆が集まった。しかし開始早々の4分、センターサークル付近で抜け出した広島FWチアゴを後方から圧し掛かるように倒してしまったネネが一発退場となり、前半終了間際にはチームを影で支えるボランチの鈴木が右ひざを傷めて、途中交代を強いられるなど、風向きは決して浦和に追い風ではなかった。
11分には、駒野の右クロスをチアゴが頭で流して、最後は服部。浦和のゴールネットが揺れたかに思われたが、副審の旗が上がってオフサイド。前半唯一の浦和のチャンスは38分、田中達のパスをエリア手前で受けたエメルソンが右足でねらったが、GK下田のセーブに阻まれ、こぼれ球に素早く反応した永井のシュートもゴールマウスを大きく越えた。
後半立ち上がりの51分、ひとり少ないながらも積極的な攻撃を見せた浦和が、闘莉王のゴールで先制に成功。しかし、その後は数的不利も影響してか、攻め手を欠いた。27ゴールで得点王に輝いたエメルソンも、この日は不発。82分、アルパイの右クロスからゴールネットを揺らすもオフサイド、88分には攻め上がった酒井のラストパスから右足で狙ったが、GK下田の好セーブに阻まれた。
対する広島は、約85分間を数的優位で戦いながらも、最後まで得点を挙げることができなかった。66分には、左からのクロスをチアゴが落として、大木がボレーでねらったがGK山岸の好セーブに遭い、ゴールならず。71分には、大木に代えて盛田を投入。終盤は、前線のチアゴ、盛田を目掛けて、両サイドからクロスを放り込んだものの、浦和の厚い壁を破ることはできなかった。
試合後、浦和のブッフバルト監督は「開始直後に(ネネが)レッドカードをもらってしまい、約85分間を数的不利な状況で戦わなければならなかったが、試合は支配できた。相手より人数が少ないにも関わらず、素晴らしい試合を見せられたと思う」とチームの勝利を称えたものの、「マイナス要因は、ネネのレッドカードと鈴木のケガ」とコメントし、サントリーチャンピオンシップへの不安材料を口にした。DFネネはこの試合の退場で、サントリーチャンピオンシップの第1戦の出場が不可能に、右ひざを傷めたMF鈴木は精密検査を受けるため、試合後病院へ向ったという。
また、浦和の選手たちは、早い段階に退場者が出て、3バックから4バックへの変更を強いられたものの、うまく対応できたことを勝因に挙げた。両ひざに痛みを抱える三都主に代わって先発フル出場した平川は「(前半の早い段階で退場者が出てしまったが、戸惑いは?)監督から、的確な指示があったので、僕と山田さんの両サイドが絞ってうまく対応できたと思う」とコメント。ネネの退場後、闘莉王とともに4バックの中央に入ったアルパイは「早い段階でネネが退場になってしまったが、ひとり少ないなかで、うまく守れたと思う。4バックも、僕自身は何度も経験しているし、問題なかった」と振り返った。
一方、敗れた広島の小野監督は「最終戦を勝って締めくくりたかったが、すべての面で相手が上回っており、悔しさだけが残る形となった。厳しい現実と課題を突き付けられた試合となってしまった」と力無げにコメントした。
以上
2004.11.28 Reported by スポマガ WORLD SOCCER
J’s GOALニュース
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