11月28日(日) 2004 J1リーグ戦 2ndステージ 第15節
東京V 0 - 0 横浜FM (13:04/味スタ/21,242人)
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2004年リーグ最終戦、東京Vにとってはホーム最終戦となる試合、味の素スタジアムには21,242の観客が来場。特にアウェイチームではあるものの、サントリーチャンピオンシップに向け士気上がる横浜FMサポーターがぎっしりと横浜FM側のゴール裏を埋め、一面をトリコロールカラーに染め上げた。負けじと東京Vサポーターもサポーターソングに声を枯らす。キックオフ前から既に臨戦体制の両サポーターだったが、試合終了まで彼らに歓喜の瞬間が訪れることは一度もなかった。
試合は開始から横浜FMが積極的にボールを繋ぎ、早めにゴール前へ向かっていくシーンが続く。怪我人続出の東京Vは、2ndステージ初先発となるFW飯尾を1トップ気味に、少し下がり目の位置にはこちらも今季初先発のMF玉乃、DFには7月のナビスコカップ以来の試合出場となる富澤を配する布陣。様子を見ながらの立ち上がりとなった。
しかし15分、状況を打開しようとMF小林慶行がミドルシュートを放ったことをきっかけに、MF玉乃、MF山田が立て続けにシュート。主導権は握ったものの、なかなかシュートまで至ることができなかった横浜FMに対し、遠目からでもシュートを狙う事により、東京Vがリズムを取り戻した。
横浜FMも再び20分過ぎからなんとか前線のFW坂田にいい形でボールを入れようとチャレンジを繰り返すが、その坂田が相手DFにきっちりと抑えられ決定機を作り出すことができない。すると今度は東京Vが左サイドからペナルティエリアに侵入しようと試みる。が、こちらも横浜FM守備陣が冷静な対応。36分にはDF米山の「相手が引いてたし、怖がればいい、という軽い気持ちで」放ったロングシュートがバーに阻まれるという惜しい場面があったものの、東京Vが前半のうちに相手ゴールネットを揺らすことは無かった。一方の横浜FMはボール支配率は高かったが、シュートは38分のMFドゥトラ、42分の坂田の2本のみ。こちらも無得点で前半を終えた。
「点を取りにいく意識をもっと持とう」と岡田監督に指示された横浜FMは、後半も立ち上がりから仕掛けていく。開始早々、左サイドMFドゥトラからFW清水へのクロスが通りFW坂田へ。これは相手DFに対応されたが、続けてDF中澤のオーバーラップからFW坂田にボールが渡り、シュートを放つ。対する東京Vも、MF相馬から受けたMF小林大悟が中央からフリーでシュート。更に10分、FW飯尾が右サイドからフリーで右足シュート。が、これは枠を捉えることができなかった。
1点が遠い展開で試合はまさに一進一退の様相を呈してくる。ところが37分、東京V・DFウベダがこの日2枚目のイエローカードで退場。これがこの均衡を破るきっかけになるかと思われた。
当然ここからは横浜FMが一方的に東京Vを攻め立て、両サイドから機会を伺う。しかし東京V守備陣は「相手のスペースをうまく消せてたし失点の怖さはなかった」(東京V・米山)と慌てることなく対応。横浜FMはDF松田もポジションを上げ、総攻撃を仕掛けるが、FW山崎がフリーで放った左足シュートもGKにセーブされ、結局試合はスコアレスドローとなった。
互いに攻撃の組み立てはできたものの、決定的な場面は少なく、得点には至らなかった。試合後の選手達は「前線へのサポートが足りなかった」(東京V・小林大悟)、「前へ前へと急ぎすぎた」(横浜FM・清水)と、攻撃面の反省に終始。しかし、互いの良さをしっかりと消しあったからこそ共に無失点。両監督は「満足している」(東京V・アルディレス監督)「いい試合をしてくれた」(横浜FM・岡田監督)と、揃って納得の表情で最終戦の会場を後にした。
以上
2004.11.28 Reported by 高木聖佳
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