12月5日(日) 2004サントリーチャンピオンシップ第1戦
横浜FM 1 - 0 浦和 (19:05/横浜国/64,899人)
得点者:'66 河合竜二(横浜FM)
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浦和のシュート6本に、横浜FMが5本。数字だけ見たら凡戦と言われるかもしれない。だが、今季J最多70得点の浦和と、J最少30失点の横浜FMがぶつかれば、こういう結果になるのだろう。
前半の浦和は、横浜FMに長所をことごとく消されていた。中盤から前の選手にボールが渡ると、前後から挟み撃ちの守備。さらに3人目がパスコースを消しに来るなど、徹底したマークにあい、チャンスを作れない。何とかサイドを突破しクロスまで持ち込んでも中央でDFが待ち構えるという状態で、決定的なチャンスがなかった。
大きなピンチは2分に坂田にシュートを左ポストに当てられた場面だが、それ以外にも両サイドのゴールラインに近い位置での対応に追われることが多かった。山田、三都主の両ウイングバックの後ろのスペースに早めにボールを入れられており、持ち前の前線からの守備が機能しなかった。
後半、内舘に替えて平川を入れたのは、横浜FMの速いFW坂田に対応するためだろうが、その平川は守備だけでなくボールを奪って自分の前にスペースがあると迷わずドリブル。相手がつぶしに来る寸前でラストパス。それが後半28分のエメルソンのチャンスにつながった。浦和の選手にボールが入ると複数で囲みに来る、この日の横浜FMの守備に対しては効果的だった。
平川のみならず、後半の浦和は動きながらパスを受け、動きながら出すというプレーが増えた。23分、長谷部が右に開いたエメルソンに送り、エメルソンがやや遠目ながら枠内にシュートを放った場面もそうだった。その後、CKを含めチャンスが続いたが、相手が先制した後のこの時間帯が、最も得点の匂いがした。
「僕が出るとしたら同点かレッズが負けている場面。何かやってチャンスを作りたい」と話していた岡野。やはり後半30分、0−1というしびれる時間帯に登場した。しかし、右サイドからボールを持っても完全にフリーにはなれず、決定的なクロスを上げるにはいたらなかった。深い位置からのスピードに乗ったドリブルが一番の見せ場だが、その場面はなかった。だが「何かしてくれる男」に対する期待値は大きい。スタンドも含めたムードを変えるという仕事に関しては、彼の右に出るものはいない。ムードだけでなく流れも変え、試合結果も変える…。第2戦が楽しみだ。
期待と言えば永井。ふだん、このメンバーで3トップというと、エメルソンを中心に、右に永井、左に田中達也、というのが基本陣形なのだが、この日は左でも右でもどこでも顔を出してボールを受けていた。常々、「試合中に相手と駆け引きしているうちに、チャンスを見つけるタイプ」と自分で話しているが、今回は同じ相手と6日後に戦う訳で、得意のドリブルでも、今季数多く点に結びついているスルーパスでも、チャンスを作ってくれるだろう。
後半は横浜FMに大きなチャンスを与えていないだけに、CKからの失点はもったいなかった。特に「横浜FMが勝つとしたら、しっかり守ってセットプレーで得点」と言われていただけに、その通りの展開になったことは悔やまれる。
ただ第1戦を0−1で終わる、というのは浦和にとって予測された可能性の範囲内。この日「Jリーグ公式戦最多」64,899人の半数近くを占めた浦和サポーターも同じ考えだ。試合後の選手たちは看板を越え、スタンドギリギリまで近づいてあいさつ。それにこたえる「We are REDS!」のコールは、ホームでの勝利を誓い合うものだった。
誰もが「次に2点取ればいい」と言うが、「1点でいい」とも言える。ホームでトータル1−1の振り出しに戻せば大きなアドバンテージが生まれるからだ。早めに1点を返すに越したことはないが、延長に入っても構わないと思えば、とにかく90分以内に1点取ればいいのだ。
なんだ、0−0とそんなに状況は変わらないじゃないか。
以上
2004.12.6 Reported by 清尾 淳
J’s GOALニュース
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