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【天皇杯5回戦:東京V vs 名古屋 レポート】東京Vが自分たちのスタイルで名古屋に完勝(04.12.12)

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12月12日(日)第84回天皇杯全日本サッカー選手権 5回戦
東京V 2 - 1 名古屋 (13:00KICK OFF/豊田ス) 
得点者:前半37分 小林慶(東京V)、後半42分 古賀(名古屋)、後半44分 山田(東京V)
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天候は晴れのち曇り、気温14度、風なし。12月の第2日曜日の13時は、寒すぎることもなく、ブランケットをひざに巻かずとも、懐炉をポケットに忍ばせずともサッカーに集中できる観戦日和。豊田スタジアムへ向かう豊田西バイパスには名古屋市内からゆるめの渋滞が続いた。
試合開始30分前。選手たちがピッチでのウォーミングアップを始める時間にピッチに降りてみると芝の状態に驚くことになる。切り返しの際、足を取られて転ぶ選手がいるほど。意外な敵は、両チームに平等に出現することになった。

開始から10分間ペースを握ったのは名古屋。トップ下に入った中村が前線で動き回り、チャンスを作り出す。3分には豊田が敵陣で倒され絶好の位置でのフリーキックを得るが、キッカー中村のボールには誰も合わせられない。やがて10分を過ぎる頃になると、東京Vが徐々にペースをつかみはじめる。13分、平本がゴール前やや左で得たボールを小林大に落とし、ペナルティーエリアぎりぎりの中央にいた小林慶へ横パス。滑り込んで合わせるが、大きく外れる。続く14分、中盤で林がインターセプトしたボールを前線の平本へ。平本から左サイドでフリーになった相馬がパスを受けクロスをあげる。ファーサイド飯尾のヘディングにどんぴしゃのタイミングで合って、ゴールマウスをとらえるも楢崎ががっちりキャッチ。中盤がかみあい、小林慶、小林大を中心にパスが回り出す東京Vに対し、豊田、平林の若き2トップへボールの収まりも悪い名古屋。
自分達の試合をし始めた東京Vに先制点は生まれる。37分、左サイドでDFと1対1になった相馬が、早いタイミングで短いパスを中央の小林慶へ。放ったシュートはディフェンダー古賀にあたりゴールに吸い込まれた。

後半、「チームを押し上げて攻撃的にいこうと思った」と名古屋・ネルシーニョ監督。「ボールキープだけを見れば、後半は名古屋の方が上」と東京V・アルディレス監督が言う通り、名古屋はキープしはじめるが決定機には至らない。一方、追加点を取り、突き放したい東京Vもいまひとつ攻めきれず、こう着した時間が続く。
試合が動くのは終了間際の87分。名古屋の左CK。中村が蹴ったボールにファーサイド古賀がつめ、ヘディングで決める。
決勝点はその直後89分に生まれる。エリア外中央やや左から小林慶が右サイドをあがった平本へミドルパス。平本が後方からあがってきた山田へ落としたボールにダイレクトで合わせ、詰めてきた楢崎をものともせず絶妙のシュート。これが決まり、同カード4連勝をものにした。

「延長戦も考えたが、新幹線の時間に遅れるわけにはいかなかった」。
試合後に笑いながらアルディレス監督は話したが、本心はそうではないはずだ。「もっと早く追加点をとれていれば…」と決勝点を決めたキャプテン山田は話したとおり、攻めきれなかった後半が課題だ。試合前日、「明日は息があがっちゃうかも」と平本が話した通り、後半に入ると足がつる選手も続出。19日の準々決勝に向けてはしっかりとした調整が望まれる。

負けはしたが、名古屋にも収穫はあった。後半24分から出場の津田、先発の豊田、平林に対して「経験不足は否めないが、今後期待できそう」とネルシーニョ監督は評価した。この1試合だけでは判断しきれないが、来季につながる戦いができたといえそうだ。
一方の東京Vにとっても実りある勝利だ。後半になるにつれ「自分達のボールをまわすスタイルでサッカーができた」。ヴェルディスタイルの看板となる中盤の選手たちはそろって口にした。

次戦は、11日にJリーグチャンピオンの座を獲得した横浜FMか、J2昇格を決め勢いに乗るザスパ草津か。「相手がどちらでもやることは変わらない」。キャプテン山田は言い切った。元旦まであと2試合、ようやく現実味を帯びてきたタイトル獲得へ次の試合は大きな試合となりそうだ。

以上

2004.12.12 Reported by 了戒美子
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