12月19日(日)第84回天皇杯全日本サッカー選手権 準々決勝 鹿島 vs G大阪 (13:00KICK OFF/鳥取)
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大黒のゴールラッシュで駒を進めたG大阪 と、J2川崎フロンターレに一時は2点のリードを許しながら延長の末に勝利を手にした鹿島が、鳥取の地で天皇杯・準々決勝を戦う。今季はJリーグを含めて3度目の対戦となる両者。Jリーグ1stステージでは、G大阪が先制しながら終盤、今季G大阪から鹿島へ移籍したMF新井場が執念の同点弾を決めてドロー。2ndステージ第2節ではG大阪が2-1と勝利したが、3度目の対決はどんな結末を迎えるか?天皇杯5回戦で共に勢いを見せた攻撃力が、準々決勝でも見られるのかが注目ポイントの1つ。日本代表として16日のドイツ戦に出場したガンバのMF遠藤、鹿島のFW鈴木、MF小笠原らの疲労度が気になるところだが、負けられない一発勝負の戦いにチームの柱らしい気迫を見せて欲しい。
さて、先にも述べたように、G大阪は横浜FCとの5回戦を大黒の5ゴールで5-0と圧勝。相手がJ2だったこと、また途中、横浜のGKが退場になったことなどを差し引いて考えても、その勢いはスコアが示す通りのものだったと言えるだろう。スタートは横浜FCの高い位置でのプレスに若干苦しめられた場面もあったが、MF遠藤がうまく若手をリードしつつ攻撃の形を作り、前線のMFフェルナンジーニョ、FW大黒やFW吉原が相手の裏のスペースに効果的に飛び出す。その繰り返しが自らにリズムを生み出し、結果的に勝利をしっかり手繰り寄せた。つまり相手に惑わされないサッカーが勝利を引き寄せた感も強かったが、それが鹿島相手にも展開できるか。守備については、DFシジクレイ、山口が12月16日に行なわれた阪南大学との練習試合で戦列復帰。DF宮本は未だ別メニューでの調整が続いているため出場は微妙だが、先に述べた2選手については、鹿島戦出場の可能性は高い。それが実現となれば「阪南大戦は3週間半〜4週間ぶりの実戦だけに、あげていかなければいけない部分もあると感じたが、全体的には特に問題なくやれた。鹿島戦はとくかく自信をもって1つ1つやっていくだけ。ここまでチームメイトが勝ってくれたのだから、その勝ちを繋げられるよう勝利に貢献したい(山口)」という言葉通りの活躍を見せてくれるだろう。
だが、その一方でここに来て不安視されるのが攻撃。というもの、阪南大戦時、開始18分でエースFW大黒が左ふくらはぎ負傷のため途中交代となるアクシデント。病院へ直行となり、全治3週間と診断された。もちろん、攻撃に厚みのあるG大阪のこと。好調のFW吉原をはじめ、FW中山、FW松波、更にはMFフェルナンジーニョら、前線で勢いを見せる選手が顔を揃えてはいる。しかし、チーム一の得点源である大黒だけに離脱が大きな痛手となるのは間違いない。先に述べた他の攻撃陣の発奮材料になればいいのだが…。
一方の鹿島は、川崎Fとの天皇杯5回戦で2点を追い掛ける展開から逆転勝利。リアクションサッカーとなった立ち上がりの悪さは課題の1つになったものの、後半、圧倒的に優位に立つ中で示した怒濤の攻撃力は圧巻の一言。人を代え、ポジションを変更し、『超攻撃的』とも言える布陣を敷く中で、『サイド』を起点としてゴールに詰め寄る様は、前半の動きが嘘のように、川崎Fを全く寄せつけない強さがあった。その『サイド』は間違いなくこのG大阪戦でもカギとなる。 元G大阪のMF新井場をはじめ、MF本山らが預かる左サイド、DF青木やMF小笠原らの右サイドといった両サイドを、ボランチのMF中田やフェルナンドらがうまく操縦して攻撃の形を作り出し、FW鈴木、深井らのいる前線へと繋げられるか。G大阪も同じくサイド攻撃を得意とするだけに、その左右サイドでの攻守にわたる両者の駆け引きが、この試合の見どころになるだろう。というより、そのサイドでの勝負をしっかりものにしたチームが戦いを征すると言っても過言ではない。サイド攻撃からの展開のあと、中央でのこぼれ球やセカンドボールをいかに数多く拾い、フィニッシュへと繋げるか。これまでのJ2クラブ相手の試合とは違い、一瞬のミスが相手の大きなチャンスとなるということを今一度しっかりと確認し、緊張感のある戦いを見せてほしい。
2004.12.18 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
一覧へ【天皇杯準々決勝:鹿島 vs G大阪 プレビュー】今季G大阪の1勝1分で迎えた3度目の対決。両サイドでの攻守にわたる駆け引きに注目。(04.12.18)















