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【プレシーズンマッチ:名古屋 vs 大連実徳 レポート】懸案だった4バックに手応えを見せた名古屋。開幕に向けての課題は攻撃力(05.02.19)

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愛・地球博開催記念国際試合
2月19日(土)14:03/瑞穂陸/7,768人
名古屋 1-1(1-1) 大連実徳(中国)
<得点者>17分 渡邊圭二(名古屋)、37分 ゾラン(大連実徳)
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「リーグ戦でも、これで大丈夫かなと思う」と話すネルシーニョ監督は、今日の試合を終えて4バックの新システムに手ごたえを感じたようだ。試合結果は1-1のドローだったが、チームの目指す方向をしっかりつかむことが出来たのが大きな収穫であった。

「今日の相手はJリーグのトップチームとそんなに変わらないチームだった」と楢崎選手が話すように、大連実徳は90分通して気の抜けない相手だった。
今年の大連は、オフに主力選手がヨーロッパのチームに移籍したため、新加入選手を含む若手主体のチーム。昨年よりも戦力ダウンはしているものの、中国でトップクラスのチームだけあって、豊富な運動量とスピードで名古屋を苦しめた。
「トップの選手がサイドに流れてきた時の、マークの受け渡しをより意識してやれれば良かった」と古賀選手が言うように、サイドを突破されてペナルティエリアにボールを蹴りこまれる場面が何度かあり、ヒヤッとさせられた。しかし、大連はシュートの精度を欠いた。前半37分に14番フー ジャオジュンからのクロスを、10番ゾランが古賀選手のマークを巧みに外しゴールを決めた以外は得点なし。「こちらのボールに対するコントロールがよければ、試合の結果がまた違っていた」とペトロビッチ監督もその点には悔いが残ったようだ。

名古屋も再三得点のチャンスはあったが、得点は前半17分の渡邊選手の1点のみ。しかし、「ボールキープは名古屋のほうが長かったし、攻撃する時の人数が多かった」とネルシーニョ監督。今までとは違い、前線に枚数をかける攻撃が出来たことに満足していた。

ネルシーニョ監督は今まで何度となく4バックを試したが、定着はしなかった。しかし「前回の4バックの時よりも、全員の意識が一致しているので、うまくいっている」と中村選手は言う。新システムをフィットさせようという選手の意識は高く、試合中にもそれが表れていた。中村選手と安選手が何度となく動きを確認しあう場面や、本田・クライトン・渡邊選手が、試合が中断している間に集まって話し合う場面もあった。そういった部分が今までと大きな違いなのかもしれない。

監督をはじめ、選手の口からも4バックの手ごたえを聞くことが出来たが、気になる点もある。大連のペトロビッチ監督が具体的に口に出したのは、ブラジル人3選手のみ。記者からその3選手以外で気になった選手を聞かれても、具体名は聞かれなかった。昨年は、FWの2人に中村選手が絡むトライアングルが名古屋の攻撃の面白さでもあったのに、今日はそういった場面があまり見られなかった。中村選手は「今日の試合ではディフェンスがしっかり出来たから満足している」と話す。試合前に「サイドでの守備をもっとしっかり出来るようにしたい」と言っていたことを考えると、本人としては満足のいく内容だったのだろう。しかし、攻撃面においては物足りなさを感じた。

手ごたえを感じつつも、まだまだ課題は多い。しかし、新システムに期待を感じる今日の試合だった。


2005.2.19 Reported by 柴田愛子

以上
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