2005Jリーグプレシーズンマッチ
2月27日(日)14:00キックオフ 味スタ
F東京 vs 川崎F
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6年前は西が丘だった。東京の北の外れにあるこぢんまりとしたサッカー専用スタジアムでの試合のことを、今でも忘れられずにいる。対戦していたのは、当時まだJ2にいたF東京と川崎Fの両チーム。お互いに攻め合い、得点機会を作り出しながらの120分間は躍動感にあふれていて、引き分けに終わった試合後も長く記憶にとどまる名勝負だった。
例えば川崎Fのチーム最年長在籍者である久野智昭は、サッカー選手としてのキャリアの中の最も印象深い試合の中の一つとして、99年のF東京との2試合を上げている。それがこの24節のアウェイゲームと32節のホームゲームである。99年のJ1昇格チームであるこの両者は、本拠地の近さといった地理的条件などもあってお互いに激しいライバル心を持っており、また実力を持つチーム同士ということで、好試合を演じていた。
しかし2000年シーズン以降のこの両チームの立場は明暗が分かれた形となる。順調に成績を伸ばし、ついにはヤマザキナビスコカップまで手にしたF東京に対し、1年でJ2に戻った川崎Fは再昇格に向けて長く厳しい戦いを続けてきた。2001年以来、違うリーグで戦ってきた両者だが、昨年ようやく川崎FがJ1昇格を決め今季から同じ舞台に立つこととなった。このプレシーズンマッチはそういうバックグラウンドを持つ中での試合となる。
リーグ戦開幕1週間前の試合ということで、両チームは共にテーマを持って臨んでいる。F東京を率いる原博実監督は、今季のテーマとして「クロスやシュートで終われる回数を増やしたい。そのためには勢いを出したいですね」と述べている。決定的な仕事はしてくれるが、攻撃のスピードが落ちてしまうという欠点もあったケリーを出したのも、今季の戦いを見据えてのものだった。そういう点をふまえて川崎F戦でのテーマを聞くと「中盤の石川ナオ(直宏)や戸田(光洋)がウィング的に開いている。それがどれだけ機能するのか。我々の強みはサイド攻撃で、彼らがダイナミックさを前面に打ち出していけるかというのがテーマですね」と答えてくれた。
中央のルーカスに対し、左右両サイドのウィングプレーヤーが機動的に絡む攻撃がどこまで出てくるのか。それが出せれば「1回じゃなく2回3回と続くような波状攻撃」(原監督)ができるようになるはずだ。また、そのためにはケリーに代わって獲得したダニーロがどこまでチームにフィットしているのかもポイントになってくるだろう。
それに対して川崎Fはどのような戦いを想定しているのか。関塚隆監督はこの試合に向けて選手たちに次のような注意を与えているという。
「J1の中でアグレッシブな戦いをするチームなので、そことやれるというのは大事。中盤で時間とスペースを与えてくれないチームだということ。その相手に対して自分たちのサッカーをどう展開していかなければならないのか、選手たちに求めたい」
川崎Fの昇格の原動力は、原監督も警戒している攻撃陣の得点力にあったが、彼らが生きたのは守備から攻撃に切り替えたときのスピードで、その中心的役割を果たしていたのが中村憲剛だった。J2では簡単に前を向くことのできた中村だが、個々の力の高いJ1の中で、さらに中盤がタイトになっているF東京を相手に、その特徴をどこまで出すことができるのか。川崎FがJ1で今季どこまで戦えるのかを占う上でも指標となる部分だろう。
また、ディフェンスシステムの部分でも川崎Fはこの試合で試すべきことがある。宮崎での広島戦で見せた4バックシステムは、近年の大きな潮流となっている3トップの相手に対する関塚監督の答えの一つだった。このF東京戦は、それを実際に試す機会になるかもしれない。
「とりあえず我々のサッカー(3バックシステム)をぶつけてやってみたいと思います。自分たちがイニシアチブを取れば向こうが合わせてこなければならないし、うちがイニシアチブを取られれば、マークがずれてそこに合わせなければならない(4バックへの変更)。それがポイントだと思います」(関塚監督)
つまり川崎FにとってはJ1でのリーグ戦を戦う上で、自分たちの力がどこまで通用するのかを推し量る非常に重要なテストケースとなるわけだ。そしてもし仮に通用しないことが判明すれば、ディフェンスシステムを変更するところにまで踏み込んだ改革が必要となる。そういう意味で、この試合の持つ意味をより重く感じているのは川崎Fになるだろう。
開幕を1週間後に控えたこのタイミングでの試合は、リーグ戦のリズムをシミュレートする意味でも重要だ。6年前の名カードの再現を期待しつつ、いくつかのポイントを押さえて見てほしい。
2005.2.26 Reported by 江藤高志
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【プレシーズンマッチ:F東京 vs 川崎F プレビュー】ポイントはF東京の攻撃に対する川崎Fの最終ライン。どちらがイニシアチブを握るのだろうか?(05.02.27)
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